獅々丸の雑記帳
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来週は週明けから天気が悪いと予報を見て、昨日の雨汚れを今日のうちに洗い 流しておこうってことで、朝にチョイ洗車をしようと思い立つ。 1時間くらいのチョイ洗車のつもりだったんだが……。
久しぶりに太陽の下で洗車し始めたら、ノリに乗ってマジ洗車になっちった。 9時半過ぎから初めて、終わったのは13時前。 久しぶりに疲れたけど、というか肩と腰が疲労から早くも痛いんだけど、久々 にヌメっと光った暁さんの姿を見れたら疲れも痛さも吹き……飛ばんっ!(泣)
あ゛〜、歳だ。orz
洗車中、色んな人が話しかけてくるけど、今日は可愛いお客が来た。
我が家は坂の下にあるんだが、そこをパタパタパタっと駆け下りてくる足音。 『子供だな…』と分かる足音だったが、この辺りでは子供の後には大人がつい てくるのが普通だし、俺はそういうのに一々目を留めるような性格でもない。
ところがその子は洗車されてる暁号の傍らでパタっと歩を止めた。 見ると、幼稚園生ぐらいの元気の良さそうな男の子だ。 あれ?ひとりなのかな?って思って後ろを仰ぐも続いて誰かくる気配はなし。
『しゅみましぇ〜ん、このクルマ、なんていう名前でしゅか?』
ハキハキとした、でもちょっと舌っ足らずな声がかかった。 なんとまぁ礼儀の良い子だろう。 俺はどう答えようかと迷ったが、あとで一番誰かに伝えやすい名を選んだ。
『ロードスター。』 『・・・・・・。』
返事がない。 ちょっと難しかったかしら?と思うも名を変えるのも変だし、今度はゆっくり と言い直してみる。
『ロードスターっていう名前なんだけど、分かる?』 『あっ、まつだ、ゆーのす、ろーどしゅたー?』
こんな場所で、しかも子供相手に暁号の正式名称を聞くとは思わんかった俺は ちょっと呆気に取られながらも続ける。
『そう。ユーノスロードスター。よく知ってるねぇ。クルマ、好き?』 『うん、好き!そっかぁ、これがろーどしゅたーか……ここが開いてオープン になるんだよね?』 と、幌部を指差す。 『そ!オープンになるぞ。よく知ってるなぁ。すごいな。』
恐らくこの子のパパさんはクルマ好きなんだろう。クルマの正式名称ってのは 子供は素直なんで本とかから結構マトモに覚えてくることも珍しくないが、屋 根が開くことを“オープンになる”という言葉は大人のそれだ。
『かっこいいなぁ。』 『そか、格好良いか?ありがとね。』
『このクルマは何馬力?』
おおっと、予想外の質問だ。なんじゃこの子は。うーんとどうしよう…この子 自体はテケトーな数字でも納得するだろうが、暖かい家族の団欒でパパさんと 言い争いが生じるのは避けたいなぁ。 瞬時に俺の灰色の脳細胞がフル活動。
『130馬力。』 『ひゃくしゃんじゅう?』
『そ。ロードスターはあんまり馬力がないんだよ。』 『へぇ。ボクんちのクルマはセドリックで、にひゃくしゃんじゅう馬力。』
『そっかぁ。セドリックか。』 『うん、セドリック。にっさんの。』
『セドリックは速いだろう?』 『うん速い。でも、じょーよーしゃたいぷだから、かっこよくない。』
『・・・・・。(引き笑)』
『このクルマはすごくかっこいい。』 『(笑)また見においで。』
『ん。ばいばい。』 『ぉー。バイバ〜イ。』
すると彼は、さっき降りてきた坂を駆け上っていった。 どうやら最初の用事を忘れたか、もしくは暁号をワザワザ見に来たらしいな。 ま、『最初の用事を忘れた』方に1000点だけどな。(笑)
クルマ弄りの方向性としては間違ってない。 子供らの嬌声を浴びるたびにそう思う。
いいぞ、俺。(笑)
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