獅々丸の雑記帳
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修理をお願いしていた靴が返ってきた。 (参考:2007年02月09日(金) 勿体無いオバケは良きオバケ)
ほんとに1ヶ月以上、1ヶ月半以上、かかったか。 作業自体も手作業で手が込んでいるせいもあるが、それと共にバックオーダー で混み合っているのもその理由である。 先方から、発送に先立ち電話連絡があった際、一瞬『?』となったほどだ。 その後に来る『おー、おー!、おー!!出来上がったかぁ!!!』とくる感動 は、中々あるもんじゃない。

今回、オールソールという作業内容で、アッパー以外は全交換。 10年以上慣れ親しんで俺の足にフィットするよう変形した軟らかいアッパー。 新品の靴特有の少し固くて滑りやすい革底と、まだ冷ややかな感触の中敷。 この新旧ふたつが一体となってるのは、経験したことのない感触だ。
靴を入れた箱には、俺の靴に対する作業内容や、送った際の靴の状態が細かく 記されていた。 まさにカルテよ。 作って世に送り出したメーカの職人さんに、修理として再び手許に戻った俺の 古びた靴はどう見えただろうか……と思うと少し恥ずかしい。 冒頭にバックオーダーが物凄いと書いたが、俺は正直この国にこういう文化が 商売になるほど根付いているとは思わなかった。 消費大国ニッポンか……まだまだ捨てたモンじゃないな。
もうあと10年は無理でも、大切に履き潰してやろう。 よい仕事を有難うございました。
獅子丸 拝
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