獅々丸の雑記帳
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2005年10月10日(月) 密室の恋

ここ1週間で5日間ぐらい暁さんを洗っている。
いや、正確には濡れそぼった体を拭ってやっている。
雨が続く日でも、朝、暁さんが濡れた体でガレージから出ることはない。

俺のクルマを『車庫があるからいつも綺麗だね。』と言う人がいる。

そうじゃねぇ。
綺麗な状態を保てるからガレージを造ったんじゃないんだよ。
雨なんかに関係なく愛車を綺麗にするためにガレージを造ったんだ。

今日、いつものように暁さんを吹き上げたら、なんだかボンネットがくすんでいた。
曇った顔をしてるよう。
『どうした?』と指でなぞると曇りが指でなぞった部分だけ取れたように映り、また
すぐに曇る。
油だ。
雨水を拭くときは洗浄と艶出しを兼ね、ゴールドグリッタを吹きかけて磨く。
このケミカルには洗浄能力があるのだが、所詮専用品ではない。
蓄積された油分を取り除くことが出来なくなった境目が『今日』だったてことだ。
ガレージ内でシャンプーは使えないので、ワックスをかけることに。
ワックスは古いワックスを落としながら新しいワックス成分で艶を出す。
この時に一緒に油分も取ってくれるんだ。もちろん程度によるけどね。
ボンネットを4個に分け、ワックスを塗りこむ。
案の定、一皮剥いたかのような輝きが戻った。

通勤車となって厳しい状況に晒されることとなった暁さんだが、まだまだイケる。
えらく綺麗だよ。


実害の発生を積極的に希望ないしは意図するものではないが、自分の行為により結果
として実害が発生してもかまわないという行為者の心理状態を『未必の故意』という。

ガレージという密室で生まれる恋と未必の故意。
いや、大きな意味はねーよ。
マッドロマンチシスト獅子丸の戯言でござい。


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