獅々丸の雑記帳
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我が家の闘病部隊に、亜門、獅子丸に続いて第三の男が参戦。
我が父、癌の再々発。 外科手術、不可能。 根治、不可能。 余命、不明。 の診断。
肺部及びリンパへの転移と急速な進行。 リンパ部の瘤状のそれは右の気管を圧迫し、右肺はもう原型を留めていない。 大元である癌が出来た食道は、おそらく俺のそれよりも綺麗なくらいに完治してるの に。
2ヵ月半前の経過観察では全く異常が無く、そのまま回復するかのようだった。
昨晩のこと。 『あと2ヶ月は生きたいなぁ。』と親父は笑った。 うちの家系は短命だ。特に親父の家系は70歳を迎えたことがないそうだ。 11月の終わり、親父は70歳になる。 初めて癌治療に対峙した時も、父母の願いは『70歳まで生かして欲しい』だった。 悪しきスパイラルを断ち切りたいと、相当本気に思っているようで、彼の生真面目さ が伺える。 『2ヶ月位は大丈夫なんじゃないか?』 進行の速さから、端から冗談だろ?と笑い飛ばすことは俺には出来なかった。
2年前、食道癌だと分かった時、5年後生存率は20%だと言われた。 それから2年ちょいの間……。 食道癌、膀胱癌、肺癌(転移)と贔屓目じゃなく親父はよく闘い、都度打ち勝ってき た。 それでも5分の1には入れなかったかよ。
至極残念。
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