獅々丸の雑記帳
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2005年06月16日(木) 悲喜こもごも

雨の中。
対向車の車線を塞いで、その人は歩道に倒れていた。
傍らにはひとりの男が携帯を片手に立ち竦んでいた。
俺は暁を停めた。
救急車が到着するまでの間、彼女は助けを求める声も上げなければ、身動ぎもしな
かったように思う。
気を失っているとしては長すぎる時間……。
雨はどこまでも冷たかった。

膝の上。
広げた毛布の上に、仔猫が1匹寝ている。
伸びをしたままの姿でリラックスしまくりの寝姿。
この世に生を受けて1ヶ月。
ぽんぽこりんにお腹をゆっくりと上下させ、あの時の倍以上に大きくなった体全体で
「幸せ」を表しているよう。
冷え切った体にポッと灯が点るような優しい時間。
いつまでも続くといいな。


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