獅々丸の雑記帳
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俺の中には破壊を好む何かがいる。 多重人格とかそんな話じゃなく、『衝動』という言葉に名を変えることが出来る者。 物を壊すのは勿論、命を壊したり、他人との諍いを呼んだり、好きな人の心を壊したがる。 もちろんその対象は俺自身であったりすることも。 俺が団体に属するのに余り積極的でないのもそのせいだ。俺は自分が所属した組織を 壊したくなるきらいがある。現にいくつかは壊した。
改めて考えると、俺はこの破壊を好む者の恐怖から逃れるために生きてきたのかも。 綺麗な言葉遣いを覚えたのも。 出来るだけ他人が読みやすい文字を書こうとしたのも。 他人と仲良くしようとしないのも。 酒を呑まないのも。 煙草を吸わないのも。 ある意味で自分を大事にしないのも。 全てが己を高めようとする行為とはかけ離れた理由によってなされてきた。
それはこれからも変わらんだろう。 破壊者は消えないし、消えない限り俺がそれから逃げ回る努力を続けなきゃならない。 今回の彼は強力だ。 俺の大好きな時間にさえ容易に支配しようとしてくる。 こんなのは久しぶりだ。
いいでしょう、ならば私も真面目に向き合いましょうね。 細かく細かく切り刻んで、記憶の整理棚にしまい込んであげようじゃないか。 今まで通り、私は負けませんよ。 何度でも。
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