獅々丸の雑記帳
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社会人としての体裁を取り繕わなきゃならない場所で、私は死んでいる。 様々な「必要のない」刺激から自分のメンタルを保つため、抑揚を極端に抑えた反応 を強いている。 当然、私の少しばかりの「能力」はそれを発揮する機会を失い、無能力さをさらに増 長させる。 つまり私は死んでいるんだ。
足元のヒーターを付けてSS君の窓を全開にする。 この時期、これが最高に気持ち良い。 右手をウインドウの外に出すと冷たい空気が我先にと可愛い攻撃をしてくる。 真冬にくらべてその攻撃は確かに可愛いには可愛いんだが、それでもずっと相手を していると指を戦利品として持ち去られたような感覚になってくる。
『ちょっと、タンマ、タンマ…。』
慌てて右手を引っ込める。 SS君の中は下からポカポカとあったかくて、自分で触るのも躊躇われた右手に温か い何かが流れ込んでくる。 ジーンとした感じね。 ギュッと拳を握ってみる。何度か繰り返すうちに指の感覚がしっかりと戻ってくる。
分かるかな?これが『生きてる』ってことよ! 冷たい攻撃に手を曝さないと味わえない『生きてる』って証拠だからこそスリリングで 楽しい。 ちょっと危ないかぁ?(笑)
明日は絶好のお出かけ日和だと、そう天気予報が流れている。 私は明日も出勤だ。
もし、休みを取れるのならウンと遊んだら良い。『生きてる』時間を大切に。
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