獅々丸の雑記帳
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2004年10月11日(月) 全国オフ〜プロローグ〜

前日。
ガレージの中でSS君が私を待っていた。
半分ほどシャッターを上げた空間から容赦ない風と雨がガレージ内に吹き込む。
傘が役立たないことを知った私は、レインコートの帽子の紐を締め、バケツ片手に
もう一度外へ出た。まぁいい、これぐらいの試練があった方が楽しいって言うものよ。

シャッターを下ろすといつもなら下界から遮断される空間が、今日は表にいる自然の
脅威を間近に感じる。
明日、予報では晴れ。しかし例え雨でもSS君を洗うことには変わりない。
『最後』の全国オフ。出来る限り綺麗な姿で出発したかった。
少しばかり緊張しているのか、はたまた私の決断を「愚行」として攻め立てているの
か、洗車されている間、SS君は一言も語りかけてはこなかった。

洗車終了。
汚れたSS君は勇ましくて好きだが、綺麗に輝くSS君はやっぱり最高に可愛いいな。
ガレージの薄暗い蛍光灯の灯りの下で、SS君は蒼く生まれ変わったあの日と同じよ
うに、少し照れたように笑っていた。
『楽シモウ!』『ああ、楽しもう。』『ニヒ。』
九州の友より送られてきたステッカーを両サイドに貼る。明日のオフにはこの賑やか
なメンバーは来ない。だから、せめてこのステッカーくらいは共に参加して貰おう。
私の最後のオフ会にこやつ等がいないのは寂しすぎる。
彼女と青ヴィたんは来る。ちとズルい(笑)が九州と北海道参加確定。
よし、これで役者は揃った。
雨の吹き込みを嫌ってSS君を下げられるところまで下げる。シャッターを潜れるほ
どだけ開けて外に出る。
『バイバイ』『ばい。』

外に出ると、いつもはSS君がいる場所で不安そうに暁が佇んでいた。そのボディに
降り濯いでは溢れて流れ落ちる雨を5分ほどブズ濡れになりながら眺める。
『ごめんな、これでお相子にしてくれ。』


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