獅々丸の雑記帳
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2004年09月21日(火) それは凄い喜びだったんだ

「今日から○○ちゃんのクルマだよ。」と渡されたキー。
黒い樹脂の安っぽい頭の付いた鈍く銀色に光っていたキー。
家の前に停まって新しいオーナーを待っていた白いクルマ。
キーを鍵穴に差し込んで回す。『コクッ』鈍い感触と共にガシャっと鍵の開く音がした。
扉を引いてシートに腰を下ろす。
ノブを引いて扉を閉める。
途端に外の世界から切り離されたかのような感覚。
シートを一番前に寄せ、クラッチを踏みながらシートを下げて調節。
その位置でブレーキを踏んでみる。
ステアリングを少し下げた。
シリンダーを確認してキーを差し込んで捻る。
点火。
クルマの振動が伝わり、メーターが微妙に動く。
ルームミラーの位置を合わせて後ろを確認できるようにする。
すぐに発車はしないで、しばらくそのままでステアリングを握り締めていた。

自分が心から欲したモノ。
それを手に入れた喜び。
『よろしく』と私は呟いた。

今もってこの時の感動を忘れない。
開錠してクルマに乗り込みキーを捻って点火する動作は、容易に私をあの時に戻す。

車に乗ってて何がそんなに楽しい?って何度も聞かれた。
『分かんないっす。分かんないんだけど何だか楽しいんだよね。』

さて、明日も楽しもう。(^−^)


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