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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2008年01月22日(火) 円満 / 角度

下地勇さんの新譜についての情報をちらほらと見かけるようになってきました。あっもう発売日なのか。今回は共演・プロデュースも含めて宮古の方が何人も入っているというのが画期的ではないだろうか。宮古島の方って本島とか石垣とはまた違ったキャラなので、今まで聴かれなかったような新しい音楽になってるといいなと期待しています。ふ〜ん、お店でもロス・ロボスのコロッサル・ヘッドがよくかかってたもんなあ〜ミッチェル・フルームっぽいのかなあ。もはや新しい音ではなくなってしまったけど、そういう砂漠っぽい音は好きです。また下地さんの声も好み。男っぽくて、砂漠サウンド?によく合っているのではないかと想像します。

というようなことを思いながら、久しぶりに地元のアーティストのCDを買いました。グンデルサンシントリオ円満。円満なんて今のやさぐれた自分からはほど遠い言葉だよなあ〜(呆)今聴いておもしろいのかなあと思いつつも、買ってみました。2007年6月15日の那覇私立銘刈(めかる)小学校の体育館での昼ライブと那覇市安里のライブバー1Mileでの夜ライブを収録したもの。1mileは最近閉店してしまったので、貴重な録音になりました。こちらの方は、三線の方がいたり、沖縄民謡をやっていたりするものの、演奏者は全員(と思う)県外の方というのがおもしろいですね。

曲は沖縄・ジャワの民謡や民謡っぽいオリジナル。子供たちのざわめきから始業のベルのメロディが聴こえ(たぶんガムラン)、それからガムランとは微妙にピッチの違う三線が入って、沖縄人なら誰でも知ってるかぎやで風(結婚式などおめでたい行事で必ずやる曲)が始まります。中の写真を見ると、体育館には椅子も無く、演者をぐるっと囲んで、みんな思い思いの場所から眺めている感じ。そんなにまじめに聴いてないみたいでずっとうるさいんだけど(笑)、そういう雰囲気になぜか和んでしまった。子供の声っていいねえ。2曲目はおおっとどよめきも聴かれるのですが、踊りの方が入った所なのだろうか。こればかりはCDではわからないのが悔しい。

沖縄の民謡かと思ったらだんだん速くなり(この辺は中近東の音楽風で、沖縄の音楽には無い展開)、なぜかサンバになったり(ブラジルの音楽には聴こえないけど・笑)とか、三線が和三味線とかギターの響きを呼び寄せたり、さまざまな要素をはらみながら、沖縄のライブの空気感がよく出たアルバムだと思いました。宵っ張りに子供泣いてるし(笑)最後のメンバー紹介からアンコールの手拍子に乗ってカチャーシーナンバーが始まる所とか沖縄ぽいな。沖縄人の自分がそう思うのも変な感じだけど。その終わりの終わりまで収録している所がいいと思いました。

打楽器はダブラッカの立岩潤三さんとカホンの坂田学さん。カホンとダラブッカが絡んでテクノっぽくなるセッションのトラックがかっこよかったです。リボンコントローラーっていうのはギターとかシンセっぽい音がしたやつなのだろうか。これは見てみたかったな。サックスやエレキベースといった西洋の楽器(笑)も違和感なく溶け込んでいるし、やっぱりガムランがアンビエントでかっこいいし、なんかもうエレキだか生だか民族楽器だか構わない感じになっているのがすごいですね。

こういうのは確かに地元出身の人間にはできない演奏かなあ。別の所にも書いたんだけど、沖縄の音楽もいやらしく底上げされたみやげものというよりも、ジャズとかニューオリンズの音楽みたいに、いろんなよその場所の人たちをつなぐ媒介物になってしまえばいいのにって思ってるんだけど、そうなれるかなあとちょっと嬉しくなりました。そして地元人はまた違った角度でコアに迫ればいいんだよ。下地勇さんとかサッチーさんとかみたいにさ!自分が沖縄の伝統文化からはぐれた人間だからっていうのもあるけど、それにこだわらなくても表現できることはあると思うんだよね。そういう角度についてこれからまた考えていきたいと思います。


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