過去日記倉庫(仮名)
もくじもどるすすむ
フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2005年07月21日(木) 思い出す力 口から / 音の力

Merzbow"FROG" Remixwd and Revisitedを聴きながらうろうろ歩く。やっぱりノイズだね…オリジナルを知らないので何なんだろうと思いながら。リミックスってオリジナルの音を使ってないの?どれなんだろう…とは言え、聴いていてもなんとなくこれは好み、これは好きじゃない、とかなんか印象に残るというトラックはあった。うーん何が違うのかなあ。

初めて聴くpitaはなんかパワフルでうっとおしいね。やけにオセンチな曲もあったな…ノイズで切ないって(笑)なんだろう、コード感があるってことかな?Fenneszはやっぱりノイズだけどさわやかで音楽的な感じがしました。bORISはやっぱりいつものサウンドなのね、とか…でもやっぱり引き込まれたのがMerzbow自身によるトラックだったなあ。やっぱりただの音じゃないんだあれは。電子音なんですよね、それが生き物の声に聴こえてた。それを一心に聴いていた。暗い坂を昇りながら。

やっぱりタワレコに行ったらCD買ってました。もう行きません!行けないよ…(涙)でもこだま和文さんのアルバムIn the Studioがあってよかったです。あとやっぱりECDさんの例の裁判沙汰になった落書き公園のジャケの失点インザパークは買いたいなと思って棚を見たら無かったよ!3枚くらいあったのに、売れたのだろうか…そうだったらいいのですが。ていうか2枚しか無かったよ。ECDって売れてるんだなあ。1枚は前に買ったのでFinal Junkyを購入。リンク先はontonson内のページです。実はここを見てDVDあるのか買おうかなと思っていたのだった。ちなみに検索してもアマゾン、HMVはひっかからなかった。円盤では在庫無しでした。

これはSession Impossibleの直後くらい、去年の年末に出たもののようです。10曲入りで1400円ちょっと。気軽に買えてだらだら聴けていいです。歌詞?カード見たらすっごい暗い内容でびびりましたが、なんとなく聴けてしまうんだよね。不思議です、というかやばいのかしら?サイトで視聴できる1曲目がいちばん好きかな。子どもの詩みたいでいいなと思う。2曲目はイリーガルな世界の話だねたぶん。あと人生数え歌とか東京を戦場にとかヘビイな曲もありで、音で聴くECDIARYだなと思った。というかこういうふうに日常のあれこれを作品にしていくんだなと想像できておもしろかったですね。

ECDVDに出て来た渋谷宮下公園のライブはやっぱり集会の映像だったんだな。見た感じ日曜のフリマの一角でって感じだったんだけど、なんとなく緊迫感はあったかもしれない。確か自衛隊イラク派遣に反対する集会じゃなかったっけ。すごいハードなテーマですよね。サウンドデモっていうのがある、っていうのは前々から友人から聞いていて、サウンドシステムを積んだ先導車に付いて若者が踊りながらデモってるらしいということで、へーそういうのもありかーと思っていました。たぶんかかってるのはヒップホップなんだろうなというのも想像ついたし、それなら渋谷界隈ですよね、というのもわかりました。あと渋さ知らズみたいな生演奏派もいるって聞いたことがあるんですが、本当にいるのかな?

割とそういう集会には行き慣れているのですが、デモは好きじゃないんですよね。シュプレヒコールが好きじゃないんだと思う。どんなスタイルであれデモに行くのはどうかなーとは思うけど、町の風景としてはあってほしいというわがままな(笑)人間です。集会ももっとあっていいんじゃないかと思います。いろんなテーマで。デモって表現だからね。東京の人って落書きとかデモって違法だと思ってるのがときどきいるのが不思議だった。まあ迷惑だったり危なかったり届け出が必要だったりするけど、違法ではないですよね。でも最近いろんな所で空間的に集会を忌避するようなつくり方をされることがあって、特に学校はひどいです。建物を新しくつくったり改築する時にごっそりそういう空間をつぶしてしまったりしてます。

この音の力<ストリート>占拠編はそのサウンドデモやヒップホップに関するインタビューが載ってます。ECD、イルリメさんのもありますね。実際にどう活動しているのか、どう考えているのかっていうのがわかっておもしろかったです。ECDさんの掲示板を読んだことがなかったので読めてよかったです。まあこれ読んでも別に自分もデモやりたい!とは思わないんですが…実際にやってる現場の話はとてもおもしろかったです。デモでかけてよかった曲のコンピとか出たら買ってしまうかもしれないな(笑)。聴いてみたい。またスタイルについての考え方、デモとかそういう活動で儲けちゃいけないの?とか、ポリシーとか言うよりとにかく暴れたいんだよっていうきわどい部分もやっぱりあって考えさせられましたね。

その他にも名古屋のパンクのフリーライブの話とか、神戸の市役所前記念集会の話とか、音楽がテーマなんだけど社会的な内容になっています。自由に表現したいというアーティストとしての側面と、一定のポリシーを主張したいっていう活動家としての側面の相反する衝動のせめぎあいが興味深いというか、まちがった/まちがってる所もあるんだろうけど、なんかどうにかしたいっていう気持ちの中で試行錯誤していく方々の話がおもしろいです。自分が通ってた大学の学生会館の話も載ってて、取り壊しの最後のライブに出演されてたシカラムータ大熊ワタルさんが書いてるんだけど、関係者のコメントが古い世代で止まってるっていうのが切なかった…でもそういう感傷をよそに最多出演でその場を支えていてくれた灰野敬二さんが率直なコメントを寄せているのがよかった。やっぱりこの方はすごい…まあ、終わるべくして終わったことなのか。

ECDさんの話に戻って、題もやっぱりここから。カレーの話なんだけど、あー古典文学にあったよねそういうのーマドレーヌを紅茶につけるのーと、それから後が思い出せません(笑)。だめだこりゃ。プルーストでいいんだっけ?あーもういいわ。カレーで。このアルバムは演奏にはイリシット・ツボイさんは入ってないみたいで、たぶんあのキーボードの鍵盤を押しながらしゃべってるのかなあ。ECDIARYでセッションの時ドラムの久下恵生さんが、アクションがあって合わせやすいと言ってたっていうのを読んでそうかもねーと思った。それで一瞬出してる独特のブランクというかタメてる間も、聴いてるとちゃんと均等になっててECDのグルーヴになっているようだった。

それであんまり場面展開とか無くて、けっこうだらだら平板な感じがむしろ自分にはよかった。1曲インストの(笑)鼻歌サックスもいいです。いいなあこれ。最後の曲はワンフレーズで通してるんだけどこれはずっと生でしゃべってるんだろうか?ひとつひとつ押してしゃべってたらすごいな。(というかループだったら嫌だわ…)東京を戦場にっていうのは東京に原発を!のアレンジなんだろうけど、うーんリアリティはあるけど、東京のリアリティだね。浅井健一もときどき、平和で皆が愛し合う世界に住むのは僕は耐えられないだろうと歌ったりするけど、戦争というものがどんな意味であれ、比喩でしかないんだなと思った。もちろんものの例えなんだけど。素朴に、本当に単純に軍用機の墜落とか流弾を心配しなきゃいけない場所に戻ると、それが遠い世界のことのように思える。東京のようなストレスも勘弁だけど、やっぱりこの状況は異常だよなと改めて思いました。


aya_nkym |diaryJazz Boxantenna

即興アートWebRing
即興アートWebRing | 参加サイト一覧