はーと&ダイアリィ
もくじ一覧過去未来


2009年06月07日(日) 普通に生きて・・・

あるテレビ番組でやっていた、「盲目のシンガーソング」
というドキュメンタリーを観て感動した。
主人公である30代半ばのこの盲目の女性は、
現在3歳になる男の子を持つ母親だ。
しかもその方のご主人も全盲だという、
普通では考えられないような人生を送っていた。

このドキュメンタリーの内容とは、
二人とも結婚前の当時から歌が好きで、
自分達で作詞作曲など何曲も手掛けていた。
そしてゆくゆくは、日本全国を駆け回って
ライブやコンサートをやるのが二人の夢だったと言っていた。

しかし結婚もし、周りの人たちの反対を押し切ってまでも
二人の念願だった子供が出来た時から、
ご主人の方は家族の生活を守る為、夢だった歌の道を諦め
普通の職に就いたのだった。
それでも奥さんの方は、このご主人の支えがあって
今でもずっと二人の夢である歌の道を続けているのだ。

この時の私は、色々と用をやりながら聞き耳だけを立てて
テレビを聞いていたので、たぶんそんな感じだったと思う〜(~_~;)
肝心な歌詞の内容は、我が子の存在そのものが何よりも私たちの宝であり、
生きる力となっている。という内容だった。

私はこのテレビを観て、私たちに何か大切なものや
忘れかけていたものを教えてくれたように感じた。
そう私たち健常者には、日々当たり前のように感じられているものが、
生まれつき何かの障害を抱え、人生を精一杯生きている人たちにとっては
「ささやかな幸せ」というものが、とてつもなく大きくて
計り知れないほどの価値を感じているのだろうと思った。

感じているというよりも、自らの障害を悠々と乗り越え
力強い生命による真の喜びというものが満ち溢れたものかも知れないと思った。
私はこういったものが、永遠に崩れることのない幸福感だと思えるのです。












たけちゃん 掲示板ホームページ