そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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やはり、なんだか不機嫌気味なとっちゃん。
昨日の競馬が外れたから機嫌が悪いみたい。
でも外れたのはゆみのせいじゃないもん…と心の中で呟いてみる。
とっちゃんの言い訳はこうだった。
「本当は8-9で買おうと思ったけど、裏読みすぎた」
競艇で外した時も、おんなじ事言っていたなぁ( = =)トオイメ
なんて思ったりしてね。
私は魚谷選手を買いたいと言ったのに、いぶし銀の選手の船券を買うと言って譲らなかったとっちゃん。
この時のいいわけもこんな感じだったっけ。
とっちゃんには色々支払わなきゃならないものがあるから、月初めとと終わりはキリキリしてる、いつも。
この頃はいつも
「お前のお母さんかおばさん殺れ。そして手に入った保険金俺にくれ」
と、冗談とは思えない口調で私に言い、殺り方まで私に指南する始末。
ふぅ。
今日は18時に待ち合わせ場所に到着した私。
不機嫌な上に眠そうなとっちゃんを18時30分に起こす約束をし、とっちゃんは右手で顔をかくし、光を遮りながら眠り始めた。
ちなみに足は普通に下におろしていた。
5分ほどすると、とっちゃんのいびきが聞こえ始めた。
よっぽど疲れているのか、それとも深夜に彼女とデートしていた為に寝不足なのか…と疑ってみたり…。
20分くらい寝ていたのかな?寝ぼけ眼ながらも私の膝の上に足をのせ、また寝始めた。だから私はいつものように足裏をマッサージ。
でも寒い今日の大阪。足先の冷たいとっちゃんの左足の先っちょを脇の下に挟み、左手でとっちゃんの左足のさきっちょを包み込み、右手だけでマッサージ。
・・・足裏をマッサージして分かったのは、今日のとっちゃんは左肩がすごくこっている・・・って事だった。
と。
「左肩だけ集中してマッサージしてくれへんか。すごい痛いねん」
うん、私のマッサージ能力もなかなかじゃん、と自画自賛した後、とっちゃんの左肩をマッサージし始めた。
ゴリゴリ・・・グォリグォリ・・・・と奇妙な音をたてるとっちゃんの肩。硬結がいっぱいあった。
するととっちゃんは
「お金あったら行くのになぁ、ホテルにマッサージしてもらいに」
この頃とっちゃんの方から「ホテル」と言う言葉をよく聞くようになった。
と言っても、マッサージ・メインなので、普通か。
ま・・・時々いろんな事しちゃうけども・・・・(汗
この肩の凝り方はもしかしなくても風邪・・・?と思いとっちゃんに聞いてみると、やっぱりとっちゃんは風邪のひき始めただった。
とっちゃんは風邪のひき始めだったり、体調を崩し始めるといつも同じ個所がコる。
とっちゃんが私といても寝てくれること
とっちゃんが私に肩を揉ませてくれること
とっちゃんが隠すことなく、正直に素直に私に不機嫌な表情をみせてくれること
どんなに悲しくなることを私に言っても、帰り際には笑顔を見せてくれること。
にくまれ口はすべて冗談だってことを知ってる。
天の邪鬼のとっちゃん。
めったに本当のことを言ってくれないとっちゃん。
だからたまに真面目な顔して言ってくれる言葉が、涙を流したくなるほど嬉しくて。
これぞまさにご主人さまと奴隷の関係なのでしょうねぇ。
とっちゃんはいつも私に
「ご主人さまって言え!!」
といろんな声のトーンで言う。そして私も別段抵抗することなく「ご主人さま」と言う。
今世で出逢えたとっちゃんは、いろんな意味で私のご主人さまなんだろう、きっと。
犬と飼い主・・・みたいな?
それからしばらくして、私は少しだけとっちゃんと濃い時間を過ごした。
だけど今日のとっちゃんの体調は芳しくなく、いまいちだったようで最後は少しまた不機嫌だった。
でも、帰り際には笑顔で「またな!」って言ってくれた。
もし私のことが嫌いだったり、好きじゃなかったら、寒い中一緒に1時間40分も時間を過ごしてくれるわけないって思う。
そう自分を励ましたりしている私。
さ、今日もとっちゃんの大好きなプリケツになるための運動をしようっと。
少しでもとっちゃん好みのお尻に近づけるように・・・と。
あ、来月くらいに新しい自転車買おうっと。
休みの時には自転車で走り回ろう。
ね。
とっちゃん、大好き、愛してるよ。
「AS YOU WISH」は、私があなたに捧げる言葉だ。
Toっちゃん
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