舌の色はピンク
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| 2022年06月12日(日) |
墓参り、死に支度、ローザンヌ |
8時過ぎ起床。 休日トースト食べて、こまごまとした家事。 なんとなくつけていたテレビでは鑑真がどうとか。 鑑真をもてなすために設えられた部屋の襖絵が とても素敵だった。 でちょっと着想を得た。 上下左右前後すべての空間をつかった一枚絵… でも口にしてしまったからボツか。くっ…
昨日に続いて庭掃除。 本腰入れてではなく、 蜂を寄せるツタカズラだけを引っこ抜く。 …そのついでに雑草いくらかも引っこ抜く。
10時過ぎ、一人で墓参りへ出発。 荻窪駅から森林公園駅へ。 手元には夢野久作。 面白いなあ読みやすいしな。 この文学一歩手前の昭和の小説、肌に合うんだよな。
11時過ぎ、朝霞台駅で母と合流。 いろいろと話を聞く。 ここ数年懇意にしてきた男性が、 よく野菜を届けにきてくれていたそうなのだが、 最近新型コロナに罹患してしまい、 その影響で脳梗塞に満足な治療が得られず、 結果的に寝たきりとなってしまったらしい。 当人はもともと外務省勤めで、 大使館勤務などもしていたエリートだったそうだ。 だからなんでも物を知ってるが 学のない母を尊敬していて よく叱られに来ていたという。 気さくで温厚だった、と母は振り返るが、 一方では彼を知る他の人は、 頑固者で人と良く衝突するとかいう印象で、 まるで別人であったらしい。 でも母には心をひらいていたという… そういう人を亡くすでもなく、 ただ関係性を失ってしまうというのは さぞショッキングだろうと思った。
11時48分に森林公園駅へ到着。 長兄の車に拾ってもらう。 甥の二人が元気そうでよかった。 義姉は先日母を亡くしたばかりで、 それをうちの母が悼んでいた。 毎日のように考えるそうだ。 たしかに、息子と嫁を介した母同士というのは 特別な関係だ。 向こうの母が、死期を悟ってから延命を望まず、 葬儀もなしにしてくれと予め伝えておいたことが、 うちの母には特別な意味をもって響いたらしい。 ましてや今日は墓参りで、 来る死について考えざるを得ない…。
墓地へはそっから10分。 叔母とも合流。 叔母は叔母で、この墓地で樹木葬を頼みたいそうだ。 墓石を介さず。 韓国の方だと本棚みたいにされてるそうで、 それが理想なんだとか。
墓に眠る父へは妻懐妊の挨拶。 草むしりはアッサリ済んだ。 うちの墓のすぐ近くに、母の家系の墓もある。 そこへ叔父が入ったから別の親族がやってくる頻度が高まり、 その都度キレイにしてくれてってるようなのだ。 今日は雨が降ったり止んだりもしていたから助かった。
叔母と母が、寺の人なんだかスーツ姿を話し込んでいる間、 僕は甥二人をかまった。 あいつら無限の体力がある。 さんざん走り回ってこちらはヘトヘトなのに 息一つ乱さずケロッとしていやがる。 でももんのすごい楽しそうにはしゃいでくれたから こっちとしても幸せ気分が勝る。
一行はその後昼食へ、僕は帰宅を選んだ。 叔母に挨拶すると声を潜めての耳打ち。 母は今大分こたえているらしい。 仕事で壊した手が傷んで夜も眠れないし、 自分の老後を鑑みるに、 もうこのままいつまでも生きてないほうが… とまで思い悩んでいるとかで、 だいぶ参っちまってるそうだ。 僕としては、まずは娘の顔を見せてやることだ。 それが親孝行だと信じよう。 後のことはそれから。
帰路。 森林公園駅を13時過ぎに発ち、 終点の池袋までは読書するつもりが寝て過ごした。 埼京線へ乗り換える直前にあった立ち食いそば屋に入るか迷う。 腹は減っている。 メニューを見るときしめんがあった。 なんだかものすごく食べたい気がしてきた。 で注文して食べた。ものすごく美味い。 気分て大事だよな。 今日はきしめんの気分だったらしい。
新宿駅では駅構内の販売店を見て回った。 内祝いにちょうどいい菓子はないかと物色していると、 和菓子は強いなと再認識した。 羊羹なんかはな、日持ちするし、今どきは美しいし。 候補に入れることにした。
荻窪着いて、OKストアに寄って買い物してから 妻と電話しながら道を歩いていたら迷った。 あそこらへんは非常に入り組んでいるのだ。 一本道を間違えるとそのままあらぬ角度で トンデモナイ方に連れて行かれていってしまう。 結果15分くらいの遠回りになった。 暑かった。疲れた。 まぁ夏の暑さと疲れを先取りして味わえたのは良かった。
15時過ぎ帰宅。 さっそく生クリームを泡立て、パフェの組み立て。 紅茶のムースを下に敷いて、生クリーム、 コーンフレーク、ブルーベリー、生クリーム、 チョコレートアイス。 メレンゲ菓子とフランポワーズ、飴細工で飾り立て。 見た目はよかった。 …けど味はちょっと失敗だったか。 ムースそのものは美味しかったのだけども 全体でみるとクリーム分が強すぎた。 コーンフレークに救われた。 それぞれは美味しかったんだよな。 チョコレートが強すぎてミルクティーが死んじゃってたな。
Eテレで放映していたローザンヌコンクールを観た。 毎年…とまではいかないがほぼ毎年観ている。 少年少女いずれも美しい。 クラシックの方は見逃してしまい、コンテンポラリーのみ。 なんとかいう振り付けの人のダンスを4人が選んでいた。 はじめの男の子が抜群に良かった。 手が長くて…まわりの空間ごと動かしていた。 総合では4位だった。もっと上でも良かったのに。 しかし1位の男子の貴公子っぷりったらなかった。 芸術が動いてた。
16時くらいから昼寝した。1時間ほど。 久しぶりの昼寝らしい昼寝。 風が心地よかった。快感的な仮眠。
17時過ぎ、掃除機がけ。 さらに細々と掃除。 そして雑事。 憤懣やるかたないが WiMAXのSIMカード返却のための封筒を用意した。 あて名書きさせられるだけでむかつくな。 佐賀県どこそこの…株式会社なんちゃらの… なんとか会社内…長い…カスタマーサービスうんぬん…長い… 最後の方は殴り書きになった。 SIMカードそのものは さすがに裸で封入するのはためらわれたが どうしてこっちが丁重な梱包までしなければならないのかと また憤怒してしまいそうで ティッシュペーパーでぐるぐる巻きにして入れた。 何も問題ない。これで十分だろ。
夕飯はレバニラ炒め。 レバーは2時間、牛乳と料理酒に漬けておいたもの。 これを拭き取ってごま油で炒める。 で炒め始めてから気づいたけど、 本来なら片栗粉まぶしといて揚げ焼きにするんだった。 テヘヘいっけね、とこっからリカバリ。 炒めてる全体に片栗粉を散らして絡める。 油を足す。火を強める。ガーッと一気に火を通した。 一度皿にとって、もやしとニラを炒める。塩コショウ。 レバーを戻してオイスターソース。 強火で水分を飛ばす。 …5分ちょっとできてしまう。 レバニラ炒めって思いの外早くできちゃうんだよな。 19時半まで時間が余った。 お吸い物やサラダの用意をしてもまだ時間あるから ちょっとだけPCいじったりした。
今日のダーウィンはアマガエル。アタリ回。 なにしろ可愛い。 静止してるとそうでもないけど動き出すと全部が絵になる。 すべての動きがポーズになってる。 長すぎる足に笑った。 アマガエル、本来の生息域は木の上らしい。 樹上性っていうんですって。 人里でも、やれ自販機の上とか軒とか、 やたらと高いところに登っていた。
20時過ぎ、OKストアへ。本日二度目。 駅側ではなく近所の方。 醤油とみりんとオイスターソースとニンニクと… などなど買った。 明日以降は雨っぽいからな。 重いもん買えてよかった。
書きものに取り組んで、22時頃一旦休憩。 ちょっと読書。保坂先生の文章読本みたいなの。 入浴は23時近くなった。
民話を読み聞かせ、さらに即興でお話。 お題は三人の息子。 北の家に住む息子と 東の家に住む息子と 西の家に住む息子は仲良しで、 よく一緒に遊んでいた。 南の家にはおじいさんが一人で住んでいて、 寂しいからとよく3人を招いていた。 おじいさんは甘いお菓子をくれるし、 暖炉の前で楽しい話を聞かせてくれることもあったし、 庭でボール遊びをさせてくれたりする。 そしていつも、お土産をもたせてくれる。 「お母さんに渡すんだよ。決して開けてはいけないよ」 と必ず言う。 三人ははじめ言いつけを守っていたけれど、 北の家の息子はいたずら好きで、 ねえ開けちゃおうよとそそのかすようになってきた。 でも東の家の子は真面目だから、ダメだよとたしなめる。 西の家の子はどっちつかずで、 開けたい気もするし、でもダメだよねえとまごついている。 そしてある日、北の家の子が帰り道で転んで、 土産袋をぶちまけてしまった。 ……。
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