舌の色はピンク
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2022年03月12日(土) 2円贈与、池袋ベビー用品買い物、「ありがとう」

6時半起床。なぜ…。
晴れ。ほとんど寒くない。
どうせ時間あるしと1時間少々、ヘンタイプリズンをプレイした。
朝から泣いた。
紅林…というかソフりんルート、これ出色だな。
これまでのルートで一番良かった。
グランドはこれを越えられるのか?


9時前に休日トースト、洗濯機を回してOKストアへ。
レジで僕の前に並んでいた少年が、
すいませんコレやっぱり返します、と商品を店員に戻していた。
どうやら手持ちの金が足りなかったようだ。
店員は店員で、一度会計を通した後に
レジをどう処理したものか慣れないらしく、先輩店員を呼んでいる。
横目から伺うに、おそらく2円足りないだけのようだった。
さすがにこれならいいだろうと、
「お金足りないの」と声をかけ、
その場で2円をあげた。
少年はたいへんありがたがってくれた。
ありがとうございます、ありがとうございますと繰り返す。
店員さんも何度も頭を下げてくれた。
 大丈夫大丈夫、大丈夫ですよー大丈夫
くらいの意味のない言葉しかその場では出せなかった。
もうちょっとくらいは気の利いたセリフを差し出してやりたいものだけど。
クリスマス前の、雑貨屋での買い物を思い出す。
あのときはクラスメイトの女の子だかにあげようとしているプレゼントを
こちらが出資してやるのがためらわれて結局が動かずにいたが、
もし買ってやってたら、という妄想はした。
「きみもいつか、同じようにしてやってね」
とこう言ってやりたかったのだ。
しかし今回は 2円!
2円でのそれはカッコつかない。
いや金額じゃなく、実際に善意を行動にうつすだけの気構えが本体なのだが、
それにしてもカンチガイ臭が漂ってしまう。

でもいい気分で店を出た。
ありがとうと言われるのはスゴク気持ちのいいことだ。


帰宅して、10時に洗濯物を干し、さらに西荻へ向かい買い物。
ダイソーに寄ったが目当てのイヤホンは買えなかった。
1000円のものは売っていたのだけれど。
500円でいい。
どうせ今回みたいにまた、ポケットに入れたまま洗濯しちゃって壊れました、
とかすぐに繰り返しそうであるし。

11時前に帰宅、昼飯をつくる。
コンニャクのユッケ風。
そんなに美味しくはなかったが、
付け合せのキュウリが涼やかで、良い休日に昼飯を演出してくれた。


一息だけ入れて、12時半に出発。
荻窪駅までとろとろと歩いていく道すがら、
子どもと一緒にやりたいことはあるかと妻から問われた。
パッと思いつかない。
してやりたいことならあるし、連れて行ってやりたいところもある。
ただそれらはあくまで子どもの為であって、
自分主体の”一緒にやりたいこと”というと、途端に難しい。
男の子だったらまだあったかもしれない。
サッカーぐらいなら一緒にやりたくはある。
女の子相手に何がしたいだろうか。
そもそも女の子相手には、
口説くような接し方以外では上手に関われないのが僕だ。
やはり一緒になにかするというよりは、
やることなすことを暖かく見守るくらいがちょうどいい。

中央線、山手線を乗り継いで
25分程で池袋駅へ。
若い人間が多い…。
そしてこうしてみると、ここ数年でファッションが様変わりした。
テレビやネットで見かけるとおりというか、嫌でも実証を見せつけられる。
90年代初頭風とか韓流ぽい感じとか。

サンシャイン通りにも時代の隔たりを感じた。
あちらこちらの店が入れ替わっている。
それ自体はいいのだが、複数の店舗が入っていた建物が一新されて、
ユニクロや携帯キャリアショップなどの巨大資本がデデンと居を構えるようになっていて、
こうして町が死んでいくんだねと気分が暗くなった。
中学時代に通いつめていたとらのあなも無くなっていた。
めちゃめちゃ怖い黒人なんかも今はいない。
中2のころ友達と麻雀牌を買いに来て、
その一週間後に無差別通り魔が発生して戦慄した思い出のある東急ハンズもなくなった。
寂しく思いながらサンシャイン入り。
ベビーカーをひいている若夫婦がちらほらいる。
ショッピング店舗の立ち並ぶアルパを素通りしていって、
喉が渇いた、どうしてもメロンソーダが飲みたいとねだる妻を休ませて、
クレープ屋に並んだ。
昔もこのクレープ屋に並んだ覚えがある。
やたらと時間のかかるのは記憶どおりだった。
10分近くかかってメロンソーダフロートを手に妻の元へ。
アイスが浮かんでいるメロンソーダはグロテスクだったが
妻はコレが飲みたかったのだよ満足げだった。


奥まで進みいよいよ本丸、ベビザらスへ。
ベビーカーは思いの外軽く感じる製品が多かった。
その割にはなかなか安定している。技術の進歩を感じる。
バウンサーは実物を見ると、なるほどゆりかごなのだとわかる。
ベビーカーは乳母車なわけだし、
これだけ見てもまぁ道具だけでいえば昔よりずっと
子どもは育てやすいのだろう。
 
店員さんから抱っこひもについて話を伺った。
製品差は、どちらかといえば、赤子に対する向き不向きよりかは
抱える親の身体への負担が主体となっているようだ。
肩に置くか腰に置くかといった違いとか。
また、ベビーカーを併用するにあたっては
たしかに抱っこひもの出番は少なくなってくる、
ましてや歩けるようになってきたらナオサラだが、
ただ子どもが出先で寝てしまった場合、
親が抱きかかえるわけだけども連中は寝るとズシンと重くなる。
だからあった方がいいという話には説得力があった。
ただ購入時期は、産まれてから実際の子どもで試して買う、
というお客さんも多いらしい。
ナルホドこちらもそのつもりでいさせてもらおう。
ありがたい知見を得た。


店を出てからトイレに寄ってみると
個室にベビーキープが設置されている。
そういえば何年か前からそこかしこで見かけるようになった。
けれどもまともに観察したことはないな、と注意書きを読んでみると
生後5ヶ月からの使用となるようだった。
おおこういうの大事だぜ。
覚えてられるかワカランけど気には留めておく。


NITORIにも寄った。ベビザらスの向かいにあったので。
ベビー用品特集みたいなコーナーが設けられていた。
市場が拓けているのを感じる。
少子化にも関わらずこう展開しているってことは
単価に期待できるのだろう。
置かれている品の中では
子ども用の布団一式が1万円で置いてあり悪くないと思った。
今日のところは何も買わずに店を出た。

途中途中で妻を座らせながら、ゆっくり歩いて外へ出て、
路地裏の皇琲亭に向かった。
そこそこ気に入っている喫茶店だけれども人気があるのか並んでいる。
しばし悩んでから、サンシャイン通り入り口にある集に入った。
ここでも人の並びはあるものの椅子に座って待てる。
それも2分ほどで中に通された。
妻のどうしてもという願いを聞き入れ、
チョコレートバナナパフェを注文し二人で分けた。
美味しいけれども、ケーキ類ならまだも
パフェにかかる費用というのはたかがしれている。
バニラアイス、チョコアイス、バナナ、ポッキー、生クリームで
1200円というのは明らかに高いのだが、場代と思って割り切った。
ベビー用品についていろいろと話し合った。
なんといっても今日の収穫は、
買い物をそう急がなくていいという確信だ。
とくに抱っこひもは、生後一ヶ月以上経ってからでいいわけだ。


店を出て駅に向かい、とくに用件もなく西武へ。
ベビー用品のフロアでは、主に衣類が目についた。
可愛らしい服の多いこと。
とくに、ミキハウスのニットの上着がめちゃんこ可愛かった。
ミキハウスをなめていた。
いや他の製品はそう可愛いとも思えなかったのだけど、これだけは図抜けていた。
ただしオーガニックらしく20000円する。
我々の服より高い。
それでも買ってやりたくなる求心力はあった。

通路で、2歳くらいの男の子を母親が抱きかかえた拍子に、
かたっぽの靴が脱げたのを目撃した。
母親は気づいていないようだったから、
「落ちちゃったみたいです」
と声をかけて、さらに両手のふさがっている母親に配慮して、
そのまま靴を履かせてやった。
でもこれお節介なんかな。
コロナ禍でもあるし、知らんオジサンが子どもに靴を履かせるというのは…
いや考えすぎか。


一つ階を昇って、ライフスタイル雑貨のフロア。
全国の職人芸、伝統芸に根ざした製品が多くあり面白かった。
気になる皿があったが2700円。
二枚買ったら5400円。
やや重い。今回は諦めた。

全体的に、年々西武に手応えを感じるようになってきている。
パルコやルミネよりもずっと。
大人になってしまう。


帰りの電車で、それなりに混んでしまったから
妻を座らせられないと諦めかけたところで、
目の前の座席に座っていた青年が席を譲ってくれた。
二人でありがとうございますと繰り返し、
折り際にもまたありがとうございましたと繰り返した。


荻窪駅を降り、夕飯を食べて帰ることにした。
前々から目をつけていた、環八通り沿いにあるインドカレー店。
パリッと揚げてある小麦粉センベイみたいなのが…美味い。
スパイスも効いてて…からさが…タマラナイ。
肉は炭火で焼いてある。美味い。
インドカレー店、どこで食べても美味しい分、
あまり店舗ごとの差を感じてなかったけれども、
ここは美味い。違う。
そしてチーズナンを初めて食べた。
犯罪的だった。
こんなん脳汁ビュルビュル出る。
どんなに多くても年に一回までだな。犯罪だ。

二人でたらふく食って3000円。
集の会計が3900円だったことを思うと破格だ。

ちょっとウェップとなりながら帰り道をゆらゆら歩いて行く。
妻は、テレビゲームをプレイしたくて仕方ないという。
できればそれなりのやりごたえがあって、
インディーズじゃなく、かつ据え置きゲーム機で、
難しすぎず簡単すぎず…がいいという。
僕は、最近ネット上で評判を耳にしたゲーム、
トライアングルストラテジーを紹介してみた。
世界観やゲーム性が渋いと噂のシミュレーションRPGで、
しかし戦闘に失敗しても、使ったアイテムは復活、
得た経験値はママでリトライできるという仕様。
だから難しいといってもプレイしていれば勝ち越せる…。
妻はこれを気に入り、買う、もう今夜から始めると息巻いていた。


20時前に帰宅。動けない。
動けないが洗濯物は取り込む。
トライアングルストラテジーをPS4で検索したが、出てこない。
調べてみるとどうやら僕の記憶違いで、
このゲームはNintendoSwitchのみらしい。
じゃあ諦めよう、と次のゲーム探しを促してみたのだが
妻はすっかり気分がソレになってしまっていたようで、
もうSwitchを買う、とまで言い出した。
購入は3万円ほどする。
そのコストより怖いのは、
これまで控えてきたSwichを導入してしまうと、
やりたいゲームがワンサカ出てくるだろうという堕落への未来だ。
今回限りプレイするのならばまだしも…。
と考えたところで思いつき、
だめもとで友達にSwich貸してくれよと相談してみたところ、了承してくれた。
それも明日、荻窪駅まで来てくれるという。
ありがたいことだ。
その足でうちにまで来てもらい、ケーキを食べさせることにした。
スケジュールは忙しめになるが余裕がないわけではない。
むしろやる気を出した。

セトウツミを二人でチョットだけ読み、
風呂に入って、それからケーキ作りの前日準備をした。
タルト生地をせっせと作る。冷蔵庫へ。
さらにキャラメルドランジュというのをこしらえた。
オレンジの皮…今回は国産オレンジが見つけられなかったから
代替の伊予柑だが、この皮を1/8ほどすりおろして、
生クリーム60mlほどとともに煮立てて火を止め、5分ほど蒸らす。
その間に砂糖を熱してキャラメルを用意する。
キャラメルにそのクリーム液を混ぜる。
いい香り…。
バチバチいっててめちゃ怖いけど…うっとりさせる香りが立った。

さらに、明日の夕飯のためにコンニャクを凍らせておく。
ざくざくと角切りにしてタッパーに詰めて冷凍庫に入れるだけ。


0時半頃寝室へ。
今日電車内で席を譲ってもらったことを
日記に書き残しておきなよと妻に促した。
ありがとうと言ったこと、ありがとうと言われたこと、
それだけ書ければ十分いい日記だ。


セトウツミをちょっとだけ読み、
アフリカ、韓国の民話を読み聞かせて寝た。
アフリカの話は珍しく悲しいもので、
韓国の方は明日図書館に返すからラストだったけど
今回も相変わらず陰惨だった。


れどれ |MAIL