舌の色はピンク
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2015年03月11日(水) マスクを痛がるきみへ

マスクとメガネの重ねがけで耳が痛い。
耳が二つあればいいのに。
ばかね、耳は二つあるじゃない。
そうじゃない。
マスクやメガネを掛ける用の他人の耳が
自分の耳についてたらいいのにと願うのだ。

ピアスを改造した小道具で装着する寸法。
耳から耳が生えているみたいに。あたかも四つの耳。
模造品はいけない。貧乏くさい。
やはり生の耳が高級感ある。
これが世界中で大ヒット。
商品が追いつかないほど売れまくる。
当然耳なし人間も多くなる。
悲しいけどしかたない。
アスリートなんかはいいかもしれない。
空気抵抗も解消するし。

新たなおしゃれとしても大人気。
右は白人の耳、左は黒人の耳にするなどやりたい放題。
とはいえ反対派の主張も声高、
それはもはやマスクの痛みを回避する名目を失って
人間の体をもてあそんでいるだけだなどと
もっともらしいことを言う。
若者は「聞く耳持たん」というアピールの為に
馬の耳をつけたりしだす。
そこまでいったらもう下火。
街頭にはポイ捨てされた耳があふれかえり、
一過性のブームに過ぎませんでしたねと評論家が冷笑顔で締める。

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あるいは自前の耳を蝋で固めてもいいかもしれない。
かなり無敵。痛みなんてなんのその。
入浴時にドロッドロに溶け出すけど。

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……。

いいかげんそろそろ誤解されそうな
猟奇的観想をつつしまないと。
もういたるところで何度も言ってる、
「冤罪かなにかで過去の記述を引っ張り出されて
"あぁやっぱりこういう人は"と思われる」のが怖すぎる。
芸風としてもワンパだしなぁ脱却せんと。
すっかり慣れきってしまっていて、安易だ。


れどれ |MAIL