心臓|静脈|動脈


2011年04月29日(金) 追憶

「少女廻る。螺旋の夢。」


君と待ち合わせた森の中。
僕と待ち合わせた午前零時。


目印にしたのは腐った樹。
その大きな樹の下に
閉じ込めた記憶や言葉は、
罪深い程に美しく
息が止まりそうな程に優しい。


少女で或るが故の儚さ。
酸化する事の無いか弱さ。
きっとそれは、とても残酷で
永遠を夢見たあの頃の純粋とよく似ている。


毒入りの果実に
甘いミルクを混ぜ合わせたら
退屈で溢れる瞳に
甘美な魔法をかけてあげよう。


ねじを巻いたオルゴールは
飽きもせず同じ旋律を繰り返し


螺旋を廻る夢の中、
少女は鮮やかに色付いた。

























おやすみ。


綺桜シンヤ |MAIL