狭い屋根の下で雨を避けていた二人見慣れた薄い唇に、見覚えのない色の紅をひいた君は綺麗にお辞儀したあと一度だけ優しく笑ってさよならと言ふまち針で合わせただけの傷痕は冷たい季節を迎える度にまた開いてゆき僕はそれを嘘で縫い合わせるおやすみ。