ベランダに立って夜空の宝石を数える。吸い込まれそうな黒に時を忘れて世界には、此処にいる自分と遠い場所にいる貴女。二人だけの様な。そんな錯覚を起こす。季節の魔法で輝きを失った二つの星。微かな輪郭で互いの存在を識る事が出来た。貴女はベガ。僕はアルタイル。また七の月に。おやすみ。