砂の城。

2007年08月13日(月) 罪と罰と絶頂。

起きたら待ち合わせ時間がpm10:00なのにpm09:00を過ぎていた。(がーん)
途中で起きて全て支度をしたのだけど、ミャアの腕枕に入って遊んでいたら二人とも寝てしまったらしい。


本日はJと、
其の友人《やはぎ(32歳:Jの職場の後輩)》
《リン(23歳:ぁたしのキャバでの同期)》との飲み会で、ミャアにも知らせた。

 * * *


ミャアはぁたしとJが続いている事を知らない。
元々付き合っている頃の事を知っているけれど、ミャアを欲したぁたしは店で涙をボロボロ流しJと別れた芝居をした。
其の後も友人関係を続け彼の女性理想像や過去の恋愛話を聞きつつ、着々と友情を脱し近付き、やっと手に入れた。


勿論Jもミャアの事は知らない。


そもそも二人の休みがミャアは月曜日。
Jは土・日曜日なので根本的に合わない事がうまくいってるコツかも。
Jも店に来ないし。
其れに両方共ぁたしが「(昼間の)仕事だから来ないでね」と謂うと絶対来ない。
引越先(10月に隆と別れて引越予定)でもオートロック、TVドアホンが有りどっちかが来てても安心。


ってぁたしはいつまで続ける気だ?(苦笑)


隆の事は一緒に住んでいるのは知っているが、近所に隆の実家が有るのでたまに帰って来ていると謂う事に成っている。
一時は付き合っていたが恋人関係としては別れ、今は彼にも彼女が居て、有りもしない其の彼女との飲み会の話をちょこちょこ会話に出す。
何故離れても一緒にいるかと謂うと、元々の出会いが父親の友人だった事から、精神的に不安定なぁたしを監視して欲しいと父から依頼されているから。
もう一つの理由は今年43歳に成る隆は女の子の子供が欲しかったが、今此の歳ではいらないので、ぁたしは義娘として、彼は義父として一緒に居る。

むちゃくちゃな理由だが、うまく振る舞えばみんな信じる。


 * * *


今日の事はミャアは勿論良く思っていなかったが、《ミャアが送って行く》と謂う条件を飲み許しを得た。


約束に5分遅れ待ち合わせに参戦。
リンもすぐ後に合流し、久しぶりに此のメンツで飲んだ。
花火とカラオケもして朝4時迄ジャンジャン飲んだ。
矢作も変わってるがリンはもっと変わっていて、見た目は安めぐみに極似の癒し系。
なのに何故か「此れでもか!!!」ってくらいの毒舌(苦笑)
年末にみんなでぁたしの部屋で集まって年越しパーティーをする約束をして解散。
凄く楽しい日に成った♪


 * * *


皆と別れJと二人きりに成りhotelに行った。
(部屋は違うけど)前日ミャアと一緒に行ったhotelへ。


長い腕に絡めとられ、其の瞬間身動きが取れなかった。


(嗚呼、此の腕が欲しかったの。)


心の中で小さく呟く。
キスをした其の瞬間、ドラマティックにもミャアからのメールの着信音が鳴った。


「メール?」

『うん、そう。』


にっこりと笑ってキスをされる。
そんな愛おしそうにぁたしを見ないで。


仕事からの電話だと謂ってミャアに短い電話をかけ、
『世界で一番大好きだよ。』と送った。
ぁたしは“愛してる”と謂う言葉は使わない。
何故か其の言葉には重きを置いている。


一緒に浴槽に入り話をしながらキスをして、其処からセックスに。
Jのを口で愛でていたら、
「俺にも舐めさせてよ。」と乱れた低い声が耳を霞める。
舌でゆっくり愛でられ、後ろから入って来た。
浴槽の壁に手をつき、耐えられず漏れる声。
Jの手がぁたしの腰を掴み崩れ落ちるのを防ぐ。
Jはイカずにぁたしの足が崩れ落ちそうに成ったのを感じで、ぁたしを支えながらゆっくりとお湯の中へ。


御風呂から上がってからは、貪る様に御互いの躰を求める。
Jのは太くて大きくて長くて、しっかり入ってると身に滲みる。
(たまに大き過ぎて痛い)
抱き方にも慣れ、どんな体位をしても、どんなプレイをしても安心出来る。


 * * *


終わってからシャワーを浴び先程来ていたミャアからのメールを見た。


「一番って謂う事は2番と3番が居るってことだなぁ(あっかんべー顔)
 俺は世界で唯一の愛する女だと思ってるよ。
 おやすみちゃん。」


ぁたしはなんて酷い女なんだろう。
自分でも嫌に成る。


 * * *


Jもミャアも隆も、3人ともぁたしを大切にしてくれてる。
此れ以上もらえない!!!!ってくらい愛をたくさんくれる。
なのにぁたしは誰か一人に出来ない。
何でだろう、怖いのだと思う。

“誰か一人と付き合って別れてしまったら?”
其の恐怖は無い。
“一人に決めてしまって其れが間違いだったら?”
此の恐怖。何よりも怖い。
やっぱりぁたしは周囲の人間が謂う様に完璧主義者なのだろうか?
一人の男に全てを求められないから、彼らの好いところをだけをとっていけば完璧な男が出来る。と考えたのだろう。
彼らの好いところを集めて一人の人間に出来たら好いのに。
だからぁたしは彼らを贔屓する事無く平等に愛してる。


でも終わりの足音は容赦なくぁたしを駆け抜ける。
罪と罰と絶頂はいつも一緒。


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雅美。

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