夜を縫いとめる

つぎはぎの夢にくるまり
逃げるように
ふたり、眠り続けた


こぼれる光は
レンブラントの梯子
永遠の幻に怪しく誘う


あのまま君に溶けていたなら
ちぎれた夜など
こなかっただろう


ずっと眠り続けていたかった


夜があけても、明日が呼んでも


世界を欺き
すべてを裏切ったとしても
2008年03月10日(月)
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