変われない空








長いトンネルを抜けても
そこに光などなく
ただ あるのは 
平べったく座っている
何の変哲もない風景


行き交う季節は
儚い夢を閉じ込めたまま
錆びついた心を
からからとすり抜ける


まるで
欲望と迷いの果ての
きれいごとにくるまれた日常を
あざ笑うかのごとく
2007年08月19日(日)
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