☆空想代理日記☆
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2007年12月20日(木) 12月20日(木)

 どうやって天井裏から脱出したのか記憶にないが、とにかく昨日はなんにもしなかった。

 したがって、頭めがけてヘリコプタか高層ビルが落ちてきた場合、不逞者の姿を最後に視たのはTSUTAYAの店員ということになる。野犬に咬み殺されたりしても、やはり同じ結果である。

 うっかり外出してしまい、横断歩道で青を待つ間、両サイドにサングラスの女性が立ってしまうと不逞者は女性に性転換しないといけないゲームが知らないうちに始められているかもしれないので、外出しなかった。

 または、両サイドのサングラスの女性が不逞者の両腕をつかんだまま赤信号を渡って行って自動車と衝突するかもしれないのである。

 不逞者は足を浮かせたままバタバタと行儀悪く動かすかもしれないが、女性たちは無表情でやや冷たい感じがしているのかもしれないのだった。

 このような危険があるやもしれぬと不逞者の心にある探知機が反応した。

 探知機から出ているアンテナの先にはメビウスの環のような金属がついており、危険を察知するたびに回転を始めるので、不逞者の内臓はずたずたになるのだった。



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