7畳半

2007年12月12日(水) 時間って、案外たっぷりあるのかもな

ふと、高校時代の受験勉強を思い出す。
1年のときは(2ヶ月ほどだが)
平日3〜4
休日13時間
机に向かっていた。
あのやる気はなんだったのだろう。

別に頑張らなくてもそれなりにできると、思った。
それからなにもしなくなった。
特に、新しいことを始めたわけでも、別なことに重きを置いたわけでもない。
ほんとうに、何もしない時間を手に入れただけ。

それは、時間に追われる大人にとっては、いいこと。
何かを経験すれば成長につながるあのときには、なんであったのだろう。


別に、私は学力至上主義者でもなく、
むしろ勉強以外に何かできる人間を尊敬してしまうから、
勉学において悔やんではいない。
だが、あれ以来、あれほどむきになって私が立ち向かったものがあっただろうか。
自らの意思で遂げたものもないのではないのかと、思う。


ある人に
部活のせいでほかにやりたいことができない
というと、
最低
といわれた。
絶対どこかに時間はあるはずなのに、それを利用しないで部活のせいにしているだけ、だと。
そうかもしれない。
部活の時間と重なるものは多い。
けれども、やはり私自身に甘えがある。


そう、時間はあるんだ、きっと。
私が甘えて、休みたいだけ。


またある人に
定演前なのに、時間がなくて練習できないというと、
「昼休みに、10分練習するために音楽棟まで往復10分歩くのは無駄なことじゃない。
今は、それが貴重」
だといわれた。
かつては昼休みも有効利用していたのに、
家でのんべんだらりとしてしまう。
小さな時間の積み重ねが重要なことに気づいてんのになぁ。
真性のダメ人間かも。


あのときの集中力を、一体なんに費やそう。
なにか、立ち向かえるものを。

一生をまったりして過ごしたい。
でも何か遺すのなら、凡人なら血の流れるくらいは覚悟してないといかんかね。
はぁ。この葛藤。
二十歳ですなぁ。

言いたいだけなのか、やる気があるのか。

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万田 倫 [MAIL]

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