Rちゃんとは多分もう仲良くできないな。 くそ、副部長として失格だ。 もっと感情を殺さないと。 彼女をちゃんと支えないと。副部長が部員の敵になってどうする。
歌うのは好き。 けど、合唱がしたかったのかな。 合唱してる人としか馴染めなかったからかもしれない。 新しいことに踏み込めなかっただけかも。
じゃ一体何がしたいんだ。
あそこでしか生きてけないのは知ってる。 人間関係には裏が必ずあることも知ってる。 だから、どこにいても一緒。 なら、きっとあそこが一番心地良い。 あんましきつい人って苦手なんだよね。 合唱してる人ってそういう人少ないから。
今副部長で、つまり来年部長。 そんなのが今辞めたいなんてだめだよな。 辞めたらほんとに一人だ。 それはイヤだ。 人が怖いけど、好きだから。 今の関係を失うなんて無理。 頑張っても、テノールとして使い道なくなってきた気がする。 Rの足手まといになりたくないけど、明らかに足引っ張ってる。
…なんで辞めたいんだ? ちょっとわからなくなってきた。 あぁ、文章にすると客観的にみれていいね。
そうだ、合唱してる自分が嫌なんだ。 歌えないくせに頑張ってるし、 人一人なだめることすらできん。 間違ったら言い訳か。
未だに状況説明と言い訳の定義の違いがわからん。 けど、きっと俺のしてるのは言い訳。 もっと言葉を封じればいいのか。 気持ちが伝わらないことは、とても辛い。
いっそ喋れなくなればよいのにと、時々思う。 中途半端に歌えるくらいなら、いらない。
ま、そんな勇気ないですから。 口数、減らさなきゃ。
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