萬葉集覚書

2006年12月11日(月) 4 たまきはる

玉きはる 宇智の大野に 馬並(な)めて 朝踏ますらむ その草深野


宇智の野に馬を揃えて、今朝は草深いその野を踏みしめていらっしゃることだ。




3の長歌に付属した反歌です。
長歌には反歌がつきものだとは、いつごろからのしきたりなのでしょうか。
反歌は、長歌で詠った事柄の特に強調したい部分を取り上げて、あらためて短歌に詠ったもののことです。
これも一つの形式として成立しているので、それはそれでいいのですが、反歌という名称が何か長歌の内容と違うことを言いたいのかと、勘違いしていたのは私だけでしょうか。


閑話休題。
天皇が狩りに出るわけですから、そこには廷臣以下武官がずらりと勢ぞろいして、さぞ壮観だったことでしょう。
そういうビジュアルを想起させる内容だと気がつけば、もうしめたものです。
作者の意図をちゃんと汲み取れていますから(笑)


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セレーネのためいき

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