カゼノトオリミチ
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季節が進み
西の空がアカネに染まり
手のひらの上
チイサナ風が吹く
ベランダで
手紙を書いた
まだいかないで 欲しいのです
腕の中でねむる 彼女にとって
時の流れは
意味ないのだろうか
昔と変わらぬ 優しい瞼のライン
サヨナラを悲しむことなど
無いと
言っているようで
そのときはそっと
天国へ行くあなたを
ここから見守ります
ジングルベルがすぎて
はらはら
さくらが舞い散る
そのころまでは
この世界に居て頂戴ね
トロトロねむりのゆりかごで
何の夢を
みているのだろう
過去も未来も
今さえ きっと
あなたにとっては
結んだ 同じ手のひらの中
natu

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