秋がそおっとふところに入り込むさらした二の腕のうすい皮膚にはりついて少しさみしいキモチにさせるうす紫の夕暮れがこの庭の隅っこに生まれる時間も早くなりチイサナ茂みのあちこちでひそひそと音がする土の上の湿り気と鼻をくすぐる九月の風は知っているようで知らないニオイよそゆきの遠くから来たニオイなぜだかワタシはココロのなかで手をあわせているおそらく秋のかみさまに