カゼノトオリミチ
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灰色の 重たい空気が街に満ちて
梅雨の終わらない7月も 今日で終わり
ワンは 今日がいつでも 明日がいつでも
気にもせず 軽々ステップ踏む
出かけの階段で 水色のルリマツリの花がらを
耳につけて 知らずにオシャレしてる
今朝のどうでもよいことを 繰り返し
ぼんやり歩く散歩みち
どうしたの? と見上げるワンがいとおしくて
ひとけのない一本道で 鼻をかむ
くらい生垣の向こうから ゆらりゆらり
手をふるノウゼンカズラ
まだ若みどりのツルを伸ばし 八重桜の大木へと
這いのぼろうと 湿った風を待っている
そうね あんなこと どうでもいい
私はいつだって
君たちからチカラをもらう
時が死んだような 静かな街を
フラフラ ワンに引かれて歩いていく
natu

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