カゼノトオリミチ
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夜明けのユメは かなりツライ
自分で空けた 穴を ただ 埋めていた
綿菓子みたいな 毛布や 柔らかい トリの羽に
いつでも くるまっていれたら いいのに
朝が始まる
淡いラベンダーと オレンジ色の 空に
飛ぶ トリたちの シルエット
光は 語るよ
もし あなたが そんなに カナシイのなら
だれかを カナシク させたでしょ?
ヤサシサ あげたぶん だけしか
ヤサシク されないのよ
朝日が のぼるとき
ちいさな 粒になって
キラキラ 散って 消えてゆきたい けれど
そんな魔法は ないのです
これからも
natu

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