カゼノトオリミチ
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2007年10月09日(火) 金木犀の花の頃に




自分でジブンを抱きしめる

叫びたいココロ 包むのはジブンの両腕

涙のぬくもり とか しょっぱさ とか

そんなこと 誰も知らない 誰にもいえない



うん

ほんと いっぱいいっぱいな時って

誰にもいえないんだ なんにも



石のように固まって

じいっと 嵐 通り過ぎるのを待つ

なのに 夕暮れに 金木犀が香って

ふいに ココロの隙間に流れ込むから

あの時 触れた手の暖かさ 思い出していた



通り過ぎた季節も めぐってきた季節も

おんなじ金木犀の香りがする



想いはココロの小箱にしまうよ

そしてやっぱり

自分でジブンを抱きしめる

秋は歩く早さで 冬へとむかうね






natu