カゼノトオリミチ
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自分でジブンを抱きしめる
叫びたいココロ 包むのはジブンの両腕
涙のぬくもり とか しょっぱさ とか
そんなこと 誰も知らない 誰にもいえない
うん
ほんと いっぱいいっぱいな時って
誰にもいえないんだ なんにも
石のように固まって
じいっと 嵐 通り過ぎるのを待つ
なのに 夕暮れに 金木犀が香って
ふいに ココロの隙間に流れ込むから
あの時 触れた手の暖かさ 思い出していた
通り過ぎた季節も めぐってきた季節も
おんなじ金木犀の香りがする
想いはココロの小箱にしまうよ
そしてやっぱり
自分でジブンを抱きしめる
秋は歩く早さで 冬へとむかうね
natu

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