こぞのさくら...

 

 

黄昏 - 2006年05月13日(土)


今しがたまで

全身から雌のにおい

まき散らしていた肌に

夜の空気が混ざり始めた風が

開け放った窓から撫で通る。

汗ばんだ皮膚の温度が一気にさがり

私はふるりと肩をすぼめ

ももの間に両手を挟む。

鳥肌がたちそうになっているそこかしこに

あたたかい手のひらが

そよりそよりと背後から。

色彩を失っていく空の色と

揺らぐ木の葉のてっぺんを眺めながら

私はお尻をちょっとうしろにつきだして

あなたの体温を枕代わりに

肩口にさしかかった中指の

第二関節にかぷりと噛みつき

夜はこれからと合図を送る。










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