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食い・込む - 2006年03月08日(水) 手首に黒くて柔らかい縄がしゅるしゅると巻きつけられる。 それを見ているだけで、呼吸が深くなり、鼻だけでは苦しくて、唇を薄く開けて息を吐きだす。 手のひらを合わせる形で固定され、上にぐいと持ち上げられ、横たわった頭上にある寝台の木の枠に固定される。 顔のすぐ横に自分の脇が見える窮屈な体勢で、下着のソフトワイヤーが肋骨の上部とふくらみとの間に食い込む。 「ん…」 苦しくて声をあげると、指先から二の腕をとおり、脇腹まで達していた彼の手が背中にまわり、器用に片手でホックをはずす。 ゆるんだ隙間から手のひらが差し込まれ、仰向けの姿勢でいつもより更に平らになったゆるやかな丘の上を這い、突端をきゅっと摘む。 「んは…ぅ…っ」 木枠がみしりと軋む。 のけ反った私の顔を二の腕ごと腕で挟みながらくちづけを交わす。 口内に流れ込んでくる彼の唾液。 口内に流れ込ませる私の唾液。 柔らかな舌の感触にカラダをくねらす私を見て、まだこんなに自由に動けちゃうんだ、と、更に用意された2本の縄。 「え…」 私の驚く顔を優しい表情で見つめながら、でも確固とした手つきで膝に縄を巻きつけ始める。 両方の膝に絡まる縄。 黒いその色のせいか、肌の色がいつもより透き通って見える。 それぞれの縄がぐうぅぅっと上に引っ張られ、両手が縛られているその横に同じように結びつけられる。 顔の横に脇があるのはそのままで、その脇の下にひざ頭が密着する。 剥きだしの下半身が天井を見上げて呼吸をしている。 太ももの裏側にキスをしながら、ゆっくりと彼の頭が中心に近づいていく。 私の視界に入るのは、固くそそり立つ乳首とその向こうの黒々とした丘陵と、自分からは見えない角度からそれを見つめるふたつの目。 「そん…な…見ない…で…」 彼が小さく首を横に振って、顔を近づける。 息が…あたる。 空気に愛撫される。 湿度…あがっちゃう…そこも…ここも。 溢れ出る液体を下からつぅっと舌先で掬いあげて、満足そうにじゅるりと飲み込む音。聞こえた。
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