こぞのさくら...

 

 

夜空に響く - 2005年11月10日(木)

仕事の帰り道、帰宅途中にあるラブホテルの横を通ると、すぐ横にある電車の高架の轟音に紛れて、女の人の声が聞こえた気がした。

電車の音が遠くなるにつれて、その声はどんどん艶っぽさを増して、私の耳まで届いてきた。

ホテルのお風呂場の窓から聞こえてきてるんだ。
エコーの利いたせつない悲鳴。
絶え間なく突かれてるときのリズミカルな高い声。

やめてよ。そんな声聞かせないでよ。
悶々としちゃうじゃないか。

そう思って、音源の方向の窓を睨みつけると、ホテルと高架の間の漆黒の夜空に、純白の上弦の月の皮肉な笑顔。










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