こぞのさくら...

 

 

浴衣で - 2005年08月07日(日)

「わかってるよね」

そう言って彼は私を後ろに向かせ、裾を跳ね上げた。白地に群青色の桔梗の花が宙に舞う。

下着をつけていない生肌が空気に晒され、直前の甘いキスと布ごしのヒップへの愛撫ですでにたっぷり濡れた股間がひやっとする。

まだ彼に少しも触れられていないソコに、私もまだ少しも触れていない彼のアソコが一気にずぶりと侵入してくる。
思わず体をのけぞらせると、腰に巻かれた帯が背中に食い込む。
彼が体を密着させて、襟首から唇を這わせる。
そのままの姿勢で腰を抱かれたまま移動した先には大きな全身鏡。
うわぁ…これって…すごく…

「いい眺め」

私の心の声の続きを彼が代弁する。

パリッとした印象のシャツとパンツ姿に眼鏡をかけたままの仕事帰りの男と、湯上がりでもないのに頬を紅潮させ、きっちり結ったはずの髪が乱れ落ちたその前髪の間から恍惚の表情を浮かべている女の対比がいやらしい。
これって、私…?

ファスナーの間から不自然に飛び出た異物で私を突きあげながら、合わせに手をかけ、片方の肩を剥き出しにする。そこから差し込まれた指先が乳首を探りあて、摘みあげる。もうひとつの方にも触れて欲しくて、突かれる度に小さな悲鳴をあげながら、もう片方の肩は自らはだける。

帯がしゅるしゅると音をたててずり落ちる。
赤い蛇のように床に這う帯を鏡ごしに見つめながら、鏡に額をつけ、腰を突きだし、欲しがる。欲しがる。









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