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3138号室の夜 - 2005年03月23日(水) いつもは外で一緒に食事をしてから、彼の宿泊している部屋に行くことが多いのだけれど、今夜は私が仕事で少し遅くなるからということで、最初から部屋で飲むことになった。 フードショウで買ったおつまみの袋をカシャカシャ言わせながら、都心のホテルの長い廊下を歩く。 こんな風にホテルの部屋にひとりで誰かに逢いに行くのは初めて。変な感じ。緊張。 部屋の前で携帯にもらった部屋番号と間違いがないか何回も確かめてから、インターホンを押す。 「おう」 扉を開ける彼の笑顔。 うわぁ、ひさしぶり。 抱きつきたい衝動とは裏腹に、 「なんだかホテトル嬢になった気分。」 なんて軽口が口をついてでる。照れ隠し。 東京の夜景がキラキラしてる窓際のテーブルに、買ってきた肴と缶ビールで乾杯。 彼とこうやってふたりで逢うのは7回目だけど、いつも間がひと月以上開いてるから、毎回最初はなんとなく恥ずかしいような感じがして、ぎこちない。 ぎこちないほど饒舌になる私の口。買ってきた肴の解説やら、今から始まる仕事の話を立て続けにぺらぺらと。 缶ビールを1本飲み終わる頃、対面のソファでにこにこ話を聞いていてくれた彼が立ち上がる。 うわ。来る! ちょっとカラダを身構えた私を見て、 「違うよ、ワイン。」 ふふっと笑いながら私の脇を通って冷蔵庫へワインのボトルを取りに行く。 ふわっと薫る彼の匂い。 冷えたボトルとグラスを手にした彼は、座っていた対面のソファには戻らず、私のソファの脇の窓枠に腰掛ける。 ふたりの距離が一気に縮まる。 「ひさしぶり」 そう言うと、ワインとグラスをおろして、私の肩を引き寄せる。 やわらかい唇の感触。 上唇と下唇の間をさまよう互いの舌が緊張をほぐしていく。 あぁ、逢いたかった。。。 「ワイン開ける?それとも…」 と言いながら、少し強引に私の服を脱がそうとする彼の手を止める。 「あのね、今日、かわいい下着着てるんだ。下着姿でワイン飲もうよ」 なんて、ふふ。ちょっと余裕でてきたじゃん、私。 「わぁ、いやらしいけど、いい眺めだなぁ」 と少しおどけた口調の彼。今度は彼が照れ隠し。 ふたりとも下着姿のまま、ワインで乾杯。 窓際に腰掛けたままの彼が、空いたほうの手で私の足をさわさわ撫でまわす。 「ふふ」 「気持ちいい」 「ね。夜景もきれいだし。極楽極楽」 そう笑った私のカラダがふわりと上がった。 「あ、ワインこぼれちゃう」 「飲んじゃえ」 「ええ〜このまま?」 笑いながらうなづく彼。 お姫さま抱っこされながら、ワインを一気飲み。 うふぅ、ほんとに極楽極楽。
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