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| ★★★★★/「FATAL ERROR」シリーズ ----- 【 2004年05月30日(日) 】 |
| 作:新堂奈槻/画:押上美猫 出版:新書館 季刊・小説ウィングスにて連載中 【現在発売中】 FATAL ERROR 1 -復活- FATAL ERROR 2 -異端- FATAL ERROR 3 -契約- FATAL ERROR 4 -信仰・上- FATAL ERROR 5 -信仰・下- 【現在連載中(らしい)】 FATAL ERROR -悪夢- 押上先生が挿絵を描いているとの事だったので、なんとなく1冊目を手にとってみたのがキッカケです。 凄く面白かったので、その場でハマりましたv 主要キャラである一朗、宏貴、要のやり取りがとても面白いんですvv 主人公である松本一朗は大学生。 心優しく、背も高く、顔も良いのだが、超ブラコンな上にメチャぶっ飛んだ性格の持ち主。 けれど優しく背の高いハンサムである一朗にかかれば、それもまた魅力となる(笑) 一朗の義弟・宏貴は交通事故で死んだものの、『邪霊』と呼ばれる天の神に肉体を乗っ取られて別人として復活。 邪霊・宏貴は最初、一朗を鬱陶しがっていたものの、人間であった本物の宏貴の魂が邪霊と同化しているため、一朗を傷つけると人間・宏貴の魂にも影響があるらしく、魂が同化している邪霊・宏貴の精神もダメージを受けて力が落ちてしまう。 そのため一朗を守り、一朗と共にいる邪霊・宏貴だが、どうも人間・宏貴の心とは関係なく、彼の心も一朗に惹かれているらしい。 一朗の親友・要は拝み屋をやっているが、その正体は『鬼』と呼ばれる地の神。 死んだ人間に降臨する邪霊と違い、鬼は記憶を持ったまま人間に転生するらしく、要ももちろんそのように転生して、幼い頃に一朗と出会う。 新しくモノを記憶するたびに古い記憶が抜け落ちるらしいが、前世で友達だった人間に裏切られたというようなショックな事はなんとなく覚えているらしく、一朗に嫌われる事を怖がっている。 が、一朗は結局なにもかも受け入れてくれたので、『良い友達』だった一朗の評価が『絶対失いたくない親友』へと変化する。 天と地の戦いに巻き込まれていく一朗と、それを守ろうとする宏貴と要・・・っていう感じの物語なのだけれども、ハッキリ言って精神的に最強なのは一朗です。 宏貴と要は、メチャクチャ一朗に頭が上がらないので(笑) とにかく面白いです!! 季刊で連載されているので文庫が出るのは遅いですが、小説ウィングスの中でコレ以外に興味のある作品が無いので季刊雑誌を買う気も無いし、我慢して待っています(苦笑) |
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