雑念だらけ
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2006年06月25日(日) あの頃の私はどんな生き物だったのだろう

それでも
私は、彼には二度と会いたくない逃げたいと思って乗った電車の中から最後のメールを送り電源を切ったあと、泣いた。

あんなに好きだったのに
いろんなものを捨ててでも一緒にいたいと思ったのに

なぜ。

一緒にいると生きる気力も人生の楽しさも自分の意思も失われてしまった。

そして
失ったものは大きかったと思う。


最初、出会ったころの彼は
こんなに私を大切にしてくれる人は初めてだ、と思ったくらい優しく
暖かかった。

私から好きだと言った。
喜んでくれた。

一年弱、一緒に暮らした。


一緒に生活をはじめ、言われた。
「お前が俺に好きなんて言うから苦労するんだよ・・・俺が」

唖然とする私に
「退路なんてないんだよ、一生俺のものだ。
それに、考え事が出来ないようにお前を疲れさせなきゃ・・・
俺のこと好きなんなら、一生俺の事だけ考えて悩んで。
それが愛だろ」

「だって、おまえのせいなんだ、俺が辛いのは」

涙がこぼれた私に
「泣くなよ!
俺が泣かせたのか?
いいかげんにしろ、おれのせいにしたいのか!」

繰り返された。
なにが気にいらないのか、分らなかった。

でも、もう・・・反論する気力がなかった。

それでも
出会ったころの彼を思い出してふんばった。
私が彼を怒らせなければ
昔の彼に戻るのかもしれない、と。



おそらく
彼のとこから逃げたころは
私の限界ギリギリだったと思う。

誰にも話せなかった彼の本当の姿を
こっそり友人に打ち明けた。
彼は私が友人と接触することを極端に嫌った。

久しぶりに話す「知り合い」だった。


なぜ、もっと早く相談してくれなかったのか
自分を失う前に逃げよう、
逃げるその日の環境は私が整えるから、
絶対に気づかれたらだめ、
二回目は無いよ

と背中を押してくれ、
初めて気が付いた。
・・・頑張らなくていいんだ、と。

少しだけ、見失っていた本来の自分を見つけたような気がした。
私は、彼女に感謝している。




メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ