歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年05月07日(月) ヘアスタイルを変えるきっかけ 前編

あっという間に過ぎ去ってしまったゴールデンウィーク。今日から仕事再開という方も多いのではないでしょうか?僕も今日から仕事再開です。何となく気持ちはブルーなところがあるのですが、そうばかり思ってもいられません。気を取り直して頑張っていこうと思います。

このようなことを書くと意外に思われる方が多いかもしれませんが、僕は自分の髪の毛にパーマをかけております。僕の髪は直毛で太く、硬い、毛の数が多いのが特徴です。これだけであれば問題がないかもしれませんが、問題なのは生え方です。特に側頭部の毛がはねてしまい収まりがつきません。
高校時代まで髪の毛にパーマをかけることは校則で禁じられておりました。校則をまじめに守っていた僕としては、毎朝髪の毛を如何にしてまとめるか四苦八苦しておりました。側頭部の髪の毛がいつも爆発して収めるのに時間がかかっていたからです。
パーマが解禁になったのが高校を卒業してから。パーマのおかげで僕は何とか側頭部を何とか押さえられることができるようになりほっとしたものです。高校卒業後、定期的にパーマをかけカットをする。そんな習慣がこれまで続いております。

髪の毛をパーマする美容室は度々変わりました。なかなか自分の思い通りのパーマにしてくれる美容室がなく、いろんな美容室を転々としておりました。今通っている美容室は、嫁さんが懇意にしている美容室です。嫁さん曰く

「パーマをかけたばかりのそうさんのヘアスタイルがダサすぎる」
ということで、嫁さんが通っている美容室を紹介してもらい、パーマとカットをお願いすることになり、今に至っております。

昨年の秋口のことでした。僕がいつも担当してもらっている店長さんにヘアスタイルのことを聞いてみると

「そうさん、ヘアスタイルを一度変えてみませんか?」

正直言って僕は戸惑いました。なぜなら、高校卒業以来、パーマをかけること以外、僕はヘアスタイルを変えたことがなかったからです。もちろん、髪の毛の長い、短い程度のヘアスタイルの変更はありましたが、ベッカムのような明らかなヘアスタイルの変更をした経験がなかったのです。どんなヘアスタイルがいいか、担当の美容師に尋ねたところ、アメリカの某有名俳優のようなヘアスタイルがいいのではないか?とのこと。

こういった場合、なかなか想像できるようで想像できないものです。某有名俳優は知っていましたが、そんなアメリカ人俳優のヘアスタイルが僕に似合うのかどうか全くイメージがわかなかったのです。おそらく、担当の美容師さんは長年の経験から僕に似合うのではないかという目星をつけていたはずですが、提案をされた当人がイメージがわかないのでは話になりません。

心配はそれだけではありませんでした。ヘアスタイルを変えるということは、自分が身につけている服装のファッションにも影響が出るはずです。ヘアスタイルとファッションは相関関係があるはずですが、今の僕の服装はそれなりに僕のヘアスタイルにマッチしているはずです。ところが、ヘアスタイルを変えてしまうと、今まで着ていた服装が着ることができなくなる可能性が出てきます。それではあまりにももったいない。と考えたわけです。

また、僕自身、当時は某幼稚園のPTAの会長を務めておりました。はっきりいって周囲は女性ばかり。そのような中でいきなりヘアスタイルを変えるというと、何かよからぬ噂が立たないとも限りません。また、PTAの仕事以外に僕はいくつかの公職についていますが、その仕事関係でもヘアスタイルが変わることで何か影響が出ることを不安してしまいました。
実際の患者さんの診療に関しては、それほど心配はしておりませんでした。その理由は、僕は診療中、診療用キャップを被って診療しているからです。そのため、どんなヘアスタイルであろうが、患者さんにとっては僕のヘアスタイルの変化はわからないはずです。

結局のところ、僕は担当の美容師からの提案に対し、”今のところは遠慮しておく”という返事をしたのでした。


ところで、皆さんにとってヘアスタイルを変える時というのはどういった時でしょう?

今回の日記を書くにあたり、僕は友人、知人の何人かに尋ねみました。
「あなたがヘアスタイルを変えようと思うのはどんな時なのか?」と。
僕の唐突な質問にも関わらずほとんどの友人、知人が返事をくれました。誠に有難い、友人、知人です。

女性の友人たちの中で最も多かった回答は、気分転換が目的というものでした。気分転換といってもそれほど深刻なものではなく、自分のヘアスタイルに飽きたからとか、髪の毛が伸びてきたから変えたい、周囲や流行に影響された、美容師に勧められて変えたといった内容でした。
女性の場合、恋愛や失恋をきっかけにヘアスタイルを変えるという話がありますが、確かにそのような経験があったと答えてくれた女性友達もいるにはいたのですが、大半の女性はもっと気軽にヘアスタイルを変えていたようです。ヘアスタイルを変えることを深刻なことと受け止めず、軽い気持ちで変える。そんな答えが多かったですね。
また、仕事や出産といった環境の変化からヘアスタイルを変えた経験のおありの方が何人もいました。人生の節目に関係するヘアスタイルの変遷ともいうべきなのかもしれません。

“年を食うと髪の毛にこしがなくなる。おばちゃんにショートカットが多いのはそんな理由からなのですよ”と教えて下さった40歳代の女性もいました。
これはなかなかに説得力のあるお言葉でありました。

男性の友人になると、ベッカムのようにヘアスタイルを頻繁に変えるような人たちはいませんでした。どちらかというと、ヘアスタイルにはあまり関心が無い。特に気を遣わない人たちが多かったように思います。先に書いたように仕事の必要にせまられてヘアスタイルを変えざるをえなかったと答えた人たちが多かったのは非常に興味深いことでした。
中でも興味深かったのは、男性の中に髪の毛のツムジが二つある人が複数いたことでした。ツムジが二つあることで髪の毛のセットがしにくく、坊主頭にしていたと答えられていた人もいたくらいです。つむじが二つあるのはそれこそ遺伝のなす業としかいいようがないのですが、人には思わぬ悩みというものがあるものだなあと感じた次第。

“僕は元々頭の毛の数が少ないので・・・”と言われた方もいました。僕が質問すること自体が失礼なことでした。ひらにご容赦のほどを。

今回、ヘアスタイルを変えることについて日記を書いているのですが、実はそのきっかけとなった出来事が最近あったのです。その出来事とは・・・。

明日に続く。


 < 前日  表紙  翌日 >







そうさん メールはこちらから 掲示板

My追加