My life as a cat
My life as a cat
DiaryINDEX|past|will


2018年03月09日(金) トルティーヤとアヒージョとシエスタと...



スペインからリュカの友達がやってきて家にステイしている。直前にならないと何も決めない行き当たりばったりのラテン節で、突然一緒に夕飯を食べたいと言われ、小さなキッチンであくせく4人分用意したり、朝食を用意してたらさっぱり午後まで起きてこなかったり、出かける10分前に一緒に行かないかと誘われたりする。何でも事前に綿密に計画を立てるのが好きなわたしは疲れ気味だ。何よりも一番困るのは夕飯の時間。彼らは22時くらいに食べ始めて1時頃ベッドに入る。リュカは仕事があり、わたし達は朝が早いので11時頃ベッドに入る。結局一緒に夕飯をとるとなると食べてすぐに寝ることになる。わたしは空腹でないと眠れない。または眠りについても夜中の変な時間に目が覚めてしまう。彼らがきてたったの4日、体重が2�堊�え具合が悪くなった。今日は絶対早く夕飯を食べいつも通りに寝るとリュカに宣言した。

ともあれ、困ったことばかりではない。彼らがいて賑やかで楽しい。夕飯を作っていると近くのパティスリーでデザートにとケーキを買ってきてくれたり、一緒に山にハイキングに出かけたり。昨夜は典型的スペインの夕飯を作ってくれた。いつもは自分が忙しく働いているキッチンを眺めながら、″タパス″といってパンの切れ端に作りたての揚げ野菜なんかを乗せてくれるのをつまんで待っているのは悪くない。そしてふたりがかりで実に3時間近くかけて出来上がったトルティーヤ、アイオリ・ソース、シャンピニョンのアヒージョはそれはそれは本当に美味しかった。大男ふたりは悲鳴をあげたくなるようなたっぷりのオリーブオイルでじっくりじっくり全部の野菜を揚げていた。そしてトルティーヤを焼くときもまたまたたっぷりのオリーブオイルを使う。わたしは男のほうが料理が美味いと常々思っているが、その理由のひとつは躊躇せずたっぷりの油とかバターとかクリームを使ってしまえる女はそういないからだと思う。わたしもその典型で″揚げ物″はいつも揚げ物風に焼いたもので済ましていたりして、いまいちパンチの足りない料理となっている。いつもは美味しいものに出会うとレシピを聞きだしたりするが、捨てられている大量の卵の殻やオリーブ・オイルの減り具合を横目にして今回ばかりは恐くて聞けなかった。またいつか彼らに作って欲しい。

(写真:まだ雪の残るLa Brigueの景色)

Michelina |MAIL