DiaryINDEX|
past|
will
頑張って早起き。それでも迎えにやってきたアレックスを待たせながら朝のコーヒーを啜り、出発!今日はクリスチャンの彼が日曜の朝に通っている”Church”に連れて行ってもらうことになっていたのだ。チャーチといったら静かに祈りを捧げるところを思い浮かべるけれど、彼の通っているのは学生が歌って踊って騒いでいる大学内の講堂のこと。
わたし達が出会った場所でもある懐かしのカーティン・ユニへ。あぁ、いたいた、溢れんばかりのエネルギーを放っている若者達。エレクトリック・ギターの伴奏に合わせて唄われる聖歌。活発なメロディとは裏腹に贅沢とはいえない、どちらかというと苦痛や貧困を基盤として神様がそこから救ってくれるといったような詩に、自分の生い立ちを重ね合わせては違和感を感じつつ、ただただ傍観した。
スビアコのカフェでランチを摂って、最近彼が引っ越したばかりのCOMOの家を見せてもらうことに。
うわぁ〜、ビューティフル!!リバー・ビューのスタイリッシュなアパートメント。午後の陽射しが差し込む暖かい部屋でソファーにごろごろと寝転んで、アレックスのエレクトリック・ギター・ライブを旁聴。なんて心地いい時間の流れ方なのだろう。出会った頃は貧乏学生で、勉強とチャチなギター一本で暮らしていた彼も今では立派なギターを5本も揃えて、こんな家に住めて、少しベターな車に乗って、美味しいレストランに結構豪快にお金を落とす。男の子は成長が面白い、と弟を見守る姉のような気持ちになった。しかし、わたしは相変わらずのらりくらりね。
陽が落ちる頃、スワン・リバー沿いのサイクル・パスを歩きながら沢山沢山夢を語りあった。何度もGood byeを言ったわたし達がまたパースで一緒に過ごしているように、どこへ流れていくのか解からないお互いの未来のために、この景色はしっかり記憶に焼き付けておこう。