My life as a cat
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2004年12月10日(金) それは偶然ではなく必然

マイちゃんと半年ぶりの再会。彼女の仕事が終る時間に職場の近くで待ち合わせ白ワインを買って韓国料理屋へ。日本に帰ったら大流行だった韓国ドラマのことや、わたしの短い社会復帰、彼女の職場、生活の中の小さな悩みなどあれこれと話した。

あっというまに時間は過ぎてしまい、2軒目に入ったBarが閉店の準備を始めるころ話していた話題についてはとても考えてしまった。彼女は旦那さんが子供の頃に両親から受けた傷を憎みつつもいつか自分にも同じ傷を負わせるのではないかという不安をたまに感じるという。現在は全くそんな兆候はないし、傍目から見てもとても優しい旦那さんだ。でも彼女の心配はよく解かる。育った環境や親の背中は子供に大きく影響する。

先日読んだ心理学の本で「幸せ恐怖症」について書いてあった。言葉のとおりなのだけれど、幸せに不慣れな人間は幸せを手に入れてもそれが恐くて自ら壊しにかかるというようなこと。

わたしの知人に自称「男運の悪い」女の子がいたが、わたしが思うには彼女は「運」が悪いのではなく、「目」が悪いのだ。選ぶ男性はわたしの感性ではろくでなしで暴力を振るわれ、お金を騙し取られ。。。と。そして彼女の育った環境も良質なものではない。本人の口からでる「理想の男性」とは至って普通の女の子と同じようなものだったけれど、わたしはそんな男性が彼女の前に現れたところでお互いに惹かれるようなことはないのではないかと思った。

わたしの家族はみんながそこそこの幸せとそこそこの不幸の中で平凡に生きているというくらいで圧倒的な裏切りも悲劇も暴力にも無縁だった。わたしが前述の彼女が出会うような男性に出くわすことすらないのは、育った環境から自然と自分の脳の中に暴力的な人や自分をやみくもに不幸に落としいれる人を回避するセンサーが組み込まれているからだと考えている。

良質でない家庭で育った人は良質な人間になれないとは思わないし、逆に良質な家庭で育っても悪質な人間になり得ると思う。同様に親の不仲を見た子供が良質な家庭を作れないと思うわけではないし、良質な家庭で育った子供だって不仲な家庭を作り得ると思う。ただ確率はぐんと違ってくるのではないかと思っている。

彼女の旦那さんが強い精神の持ち主で頭の片隅にでもこびりついているであろうそういった経験に生涯導かれることなく優しい旦那さんでいつづけてくれることを願うしかない。


Michelina |MAIL