My life as a cat
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2004年10月31日(日) デッドエンドの思い出

チーズケーキを焼いた。タルト生地には砕いたくるみとごま油をほんの少し、甘みはてんさい糖でかなり控えめに。フォークが刺さりにくいくらいの濃厚なチーズケーキのできあがり。くるみがほんのり香ばしくて、てんさい糖が奥行きのあるいい味をだしている。レモンとオレンジ果汁も入れたのでしつこ過ぎる感じもない。読書の合間にほんのちょっと甘い物をつまむ幸せが出来た。

最近マーティンは早寝なのでわたしはリビングのチーズハウスで眠るミケの寝息が聞こえるほど静まり返ったキッチンのテーブルで夜な夜な本を読んでいる。今読み途中の「デッドエンドの思い出」という本は吉本ばなな本人が「これまで書いた自分の作品の中でいちばん好きです。これが書けたので小説家になってよかったと思いました」と言う作品。彼女の本は星も眠りについたかのような真夜中に眠たい目をこすりながら読みたいようなものばかり。小さなチーズケーキをつついてエスプレッソを飲んでいるわたしが読んでいる本のストーリーの中では町の有名なロールケーキ屋の息子と老舗の洋食屋の娘が静かで切ない時間の流れの中で結婚した。


Michelina |MAIL