気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2013年11月30日(土) |
「ミュージックフェア」 |
2013.11.30 フジテレビ「MUSIC FAIR」 18:00〜18:30
今回の「MUSIC FAIR」は、エレファントカシマシ特集。 新曲「あなたへ」を生演奏で披露。 そして、これまでの「MUSIC FAIR」出演時のVTRとともにメンバーのトークが放送されます。
「ミュージックフェア」を見た。 1998年、2000年の宮本さんの姿を見ていると、 自分の十数年の歴史が、 エレファントカシマシとともにあったことを実感し、 胸がいっぱいになった。 2000年の「今宵の月のように」は、声ががらがらで、 思わず笑ってしまいそうになったが、 そういえば、この頃、 こんなガスガスの声やったことあったよなあ、と思い出すと それさえもが懐かしい気がした。 最後に、「あなたへ」を歌った。 それを聞きながら、 そして、その前にあったトークと照らし合わせながら この歌のことが、 ようやく少しわかったように感じた。 この歌は、 宮本さんが病気の時に見て感動した、 そばを食べるサラリーマンや 電車の中でパンを食べる女子高生(やったかな)のことを 歌っている歌なんだと感じた。 きっと宮本さんは、 耳が聞こえなかったときの絶望、失望の中から あたりまえのように生きていることの輝きを実感したのであろう。 そこに命を感じたのであろう。 古墳を見て、 過去から脈々を受け継がれている命というものへの畏敬の思いの歌が 「生命賛歌」なのだとしたら、 「あなたへ」は、 今、ここで日々を当たり前に生きていることの輝きを歌った歌なのだと思う。 そして、それは、 エレファントカシマシがライブをするということが 決して当たり前のことなんかではないのだと知った、 わたしたちの思いと重なる。 そう思うと、こんなに、 復活にふさわしい歌はないではないか。 そんなふうに感じた。
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