気がつきゃライブの時間だぜ
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2011年07月06日(水) 「桜の花、舞い上がる道を」シングルジャケット

  
 ずいぶん長いこと探していた坂道ですが、
 ようやく見つけることが出来ました。

 「桜の花、舞い上がる道を」のシングルのジャケットに写っている坂道です。

 このシングルは、3種類あって、
 初回盤A、Bのジャケットにエレファントカシマシのメンバーが写っています。


 初回盤B 表
 



 初回盤B 裏
 


 
 初回盤A 表
 



 初回盤A 裏
 

 

 表ジャケット、裏ジャケットと 計4種類あるわけですが、
 着ている服や、風景の雰囲気、
 あるいは、まあ普通に考えて
 この4枚は同じところで撮影したと思われます。



 みなさん御存知のように、
 この歌のPVは、赤羽台団地で撮影されています。

 その中に坂道も出てきます。

 それで、そのPVの中で、
 宮本さんがペンキのいっぱいついた黒のコートを着ているんですが、
 シングルのジャケットでもそれを着ている写真があります。

 そうなると、
 これはたぶん PVに出てくる坂道か、
 そこらあたりの坂道だろうな、と思ってしまいますよね。

 わたしもそう見当をつけて探し始めました。

 しかし、まず、PVに写っている坂道でないことはすぐにわかりました。
 ちょっと似ているのですが、ちがいます。

 ジャケットの坂道は、道の両端に白い線が描かれているのですが、
 PVのはその線がありません。
 また、ジャケットのは、住宅街のようですけど
 PVのは、住宅が並んではいません。

 となると、この坂道ではないけれど
 きっとここら周辺の坂道だろう。

 そう思って、
 「丸い輪の形のすべり止めがついていて
  両端に白いラインのある坂道」
 を探し始めました。

 ところがですね、
 これがないんですよ。

 似た感じの坂はいくつかあるんですが、
 よ〜くみるとやっぱりちがう。

 もうほんとに、
 ストリートビューで見ることの出来る、
 赤羽あたりの坂道は ほぼ5回ずつくらい見ました。

 でもわかりません。
 ストリートビューでは見られない道なんかなあ、とも思いましたが、
 なんかあきらめきれなくて
 ふと思い出しては また探してみたりしました。

 どうにもわからなくて
 赤羽に住んでるエレ友さんに聞いてみましたが、
 彼女もこの坂道はどこかわからないとのこと。

 う・・む、いったいどこなんだろう。



 そのうちにふと思いました。

 PVに出てくる赤羽団地のシーンには
 宮本さんしか写ってないよなあ、
 演奏シーンには、4人写ってるけど
 あれは他の日に別に撮ることだって出来る。

 と、なると、ジャケットの坂は、
 赤羽とは限らへんよなあ、
 ペンキのついたコートが同じからや言うて
 同じ日に撮ったかどうかは わからへん、
 コートくらい、持っていって着たらええだけの話しやもんな。

 そう言えば、山手線に乗ってた時、
 恵比寿駅の付近であんな感じの急な坂道、
 電車から見えてたな、
 それから、渋谷の桜丘の方へ行った時も
 ちょっと似た感じの坂があった、
 もしかしたら そっち方面かもしれない。

 そこで、今度は渋谷、恵比寿あたりの坂道を探ってみることにしました。 やってみると、
 赤羽よりも 雰囲気の近い坂道が
 ここらあたりに結構あることに気づきました。

 でも、やっぱりこの坂ではありません。

 ・・・・どうやら、ここらあたりが 限界かな。

 
 そう思いながらも、
 少しの期待を抱きながら
 いつも眺めては楽しんで知る坂道サイトに行って
 UPされてる写真を順番に見ながら
 もしかしたら、と思った坂は ストリートビューで見てみる、という
 地味な作業をすることにしました。

 いくつかのそれっぽい坂道を見てみましたが、
 やっぱり違う。

 見つからんよなあ、と思いながら
 「新宿区の坂」 というところに載ってた坂を
 ふたつ、みっつ、ストリートビューで見ていたら・・・・。


 あれ?

 この建物の感じ、
 これ、成ちゃんの後ろの建物に似てない?

 トミのすぐ右横のレンガ風な塀の上のライトもおんなじや。

 宮本さんと石くんの間に写ってる坂上の建物も。


 うっわ〜!!!

 ここや!!!

 間違いない〜〜〜!!


 その感動的な写真が、これです。
 



 ジャケットの写真は、これ。
 

 

 ね、おんなじでしょ。

 では、ここはどこかと言いますと、
 住所でいうと 市谷船河原町、
 地図で見ると 最寄の駅は飯田橋、神楽坂の近くで、
 「逢坂」 という坂です。


 もうこれがわかってしまえば、
 あとは、見る角度の問題ですから
 すぐにわかりました。

 わかりやすいのから行きますと、
 
 
 


 上の写真の場所は、こんな感じですね。
 
 


 4人が写っている写真は、坂下から撮っている写真で、
 この宮本さんの写真は、坂の上から撮っています。

 つまり、左右が反対になりますから、
 4人が写ってる写真の、
 成ちゃんの後ろに写っている建物が
 宮本さんの写真では、
 宮本さんの左側に写っている建物となります。



 ほとんど同じなんですが、次はこの写真。

 



 これも、ちょっと角度が違うだけなんですけど
 参考までに。
 




 で、この石垣も、坂の途中にあります。

 



 こんな感じの石垣で
 


 正面から見ると
 




 と、まあ、こんな感じです。



 しかしねえ、
 神楽坂の方とは、気づきませんでした。
 そりゃいくら赤羽探しても 見つからないわけですよね。
 なんでこの坂が選ばれたのかはわかりませんが、
 なにか桜に由来のある坂だったんでしょうかね。

 それにしても、すごく長いこと探してた坂だったので 
 見つかってとてもうれしいです。

 坂道ファンとしましても
 これでようやくゆっくり眠れるってもんです。



 そして、もうひとつ、感じたことがありました。


 『人生においては何をやったって構わないが
  オレの心と相談して嫌だなと思ったら立ち向かえ』
 


 あきらめずに辛抱強く立ち向かえば
 きっと花咲くこともある。

 
 こんなことで、人生、学んじまいましたぜ。




 <追記>

 追記の前にお詫びを。
 最初に書いた記事、初回盤AとBを間違っていました。
 写真を入れ替えるのは、なかなか大変なので
 文字の方を訂正しました。 
 ちょっとブサイクな感じになっていますが、
 すみません。我慢して見てください。


 で、先日、東京へ行って来ました。

 (このために行ったのではありませんが)

 朝早く着いて 9:30には現地に到着したのですけど、
 梅雨の明けた東京は この時間でも暑い、暑い。

 ちょっと歩くだけで 汗が半端なく流れてきます。

 飯田橋の駅を降りて、
 逸る気持ちのせいで、つい速足になるのですが、
 そんなペースでは倒れかねないので
 なるべくあせらないようにゆっくり歩くことにしました。

 そして、ついにやってきました、逢坂。

 この坂は、日仏学院に面した坂で
 この日仏学院というのは
 コルビュジエを崇拝していた日本の建築家によって建てられた
 大変価値ある建物だということを
 エレ友さんたちに教えてもらいました。

 確かに素晴らしい建物です。
 しかも、この閑静な高級住宅街らしき坂を行き来する人たちの中には
 多くの外国の方々が見られました。

 坂の勾配、曲がり具合、両側の雰囲気、と
 とてもいい坂でした。

 
 坂の見学はこれくらいにして
 わたしは、坂下にある小さなお社のベンチに座って
 持ってきたジャケットの写真を取出し、
 撮影ポイントの検証です。

 まずは、坂下から見上げた写真。
 

 

 これは、こんな感じかな。
 



 次は坂を上って この写真。
  


 



 前の写真と角度がちょっと違いますが、
 場所はほとんど一緒のこの写真は、
 


 こんな感じで撮ってみました。
 



 最後は石垣です。
 


 


 石の並び方とか、いろいろ見比べて
 この辺かなあ、と思って撮ってみたのですが、
 さすがに石なんでねえ、
 どんなもんですかねえ。

 ま、この石垣ってことは間違いないと思います



 この坂の名前のいわれは、悲しいお話でして
 結ばれなかった恋人同士が
 この坂で再び逢う夢を見た、ということで
 「逢坂」 と名付けられているそうです。

 坂道サイトには
 昔の歌にちなんだ、後づけの話だろうと書かれてましたけどね。



 ここらあたり、興味をそそられる坂がたくさんあります。
 来たついでに
 あの坂とこの坂と、それからその坂と、と
 坂道散歩の計画を立てていましたが、
 とてもじゃないけど暑くて無理。

 8つくらい歩いてみる予定だったのを
 4つくらい見たところで終了。

 そんなわけで またもう一度、
 ゆっくり出かけてみたいところです。

 
 

  MAP 







  



  
  


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