気がつきゃライブの時間だぜ
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2010年09月26日(日)   ◎長田大行進曲@六甲山人工スキー場特設ステージ

 前日に友人から来たメールによりますと、
 六甲山、半端ない寒さなんだそうです。

 こりゃ大変、と、
 JAPAN JAMのときに持っていったジャンバーを
 リュックサックに押し込んだのですが、
 この日は そんなに寒くなく
 とても快適なフェスでありました。


 阪神電車、神戸市バス、六甲ケーブル、六甲山上バス、と
 いっぱい乗り継いで やっとついたカンツリーハウス前。

 バスを降りるなり、
 トントントン、とドラムの音が聞こえてきました。

 その瞬間、
 あ! 四星球のサウンドチェックや!
 と、舞い上がるわたし。

 怖いものですね、みなさん。
 こんだけライブを重ねると
 ドラムの音みっつで わかってしまうようになるんですね。

 うれしいことなんやら、喜んでる場合ちゃうでなんやら。


 結構長い坂道を上がって
 ようやく会場について
 リストバンドに交換して
 中に入って シートゾーンなんぞを歩いていると
 いきなり、「潮騒ぎ」 が始まりました。

 ちょっと音をチェックしているのかと思いきや、
 これは本気で演奏してるやないですか。

 人工スキー場の斜面を (これがめちゃくちゃ歩きにくい)
 転がらんばかりに早足で降りて
 「潮騒ぎ」を聞きに行きました。

 後でわかったんですが、
 四星球は この日 演奏時間が短かったんで
 きっと 一曲サービスしてくれたんですね。


 で、その後、友人と落ち合い、
 シートの仲間に入れてもらいました。



 四星球は、一番の出番です。
 リハの後、もうステージには数人の人たちが
 本番を待っていましたが、
 さすがに二時間あそこにいる根気はないので
 朝ごはんを食べに行ったり、
 いろいろしゃべったりして
 30分くらい前に ステージの方へ行きました。

 行ってみると
 四星球を待ってる人が半分、
 まだまだ数時間後のホルモンを今から待ってる人が半分、って感じでした。

 コザック前田さんが出てきて 前説。
 出演バンドを紹介していく時に、
 ソウル・フラワー・ユニオンを 危うく忘れるところでした。

 で、景気づけに 関西大学(だったと思う)の、応援団が来て
 エールを披露して、
 それから 四星球の出番となりました。


 まさやんが最初に出てきて、

 「六甲に爆音を響かせたいと思います。
  でも、その前に六甲の神さまに許可を得ないといけないので
  神さまに登場してもらいます。」

 と言うと、丸太の上に虎の敷物乗せて (この虎、大活躍やな)、
 その上に神さまになったやすおくんが またがっていて
 それを3人で担いできていました。

 担いでいるのは U太くん、モリくん、あと一人(見えなかった)。

 わ〜っと会場がわきあがりました。
 ふと振り返ると、だいぶたくさんの人が
 スタンディングエリアに走ってきていました。


 やすおくんは、

 「四星球です、いえ〜い!!」 

 と、いいながら、

 「後ろ盛り上がってへんよ。
  なにそれ。
  盛り上がれへんかったら 雷落ちるよ。
  神さまやからね。」

 と言って、指をぐるぐる回して 「ど―ん!!」

 これ、「今度会うときは法廷よ。」 と一緒やん。
 なんか、めちゃくちゃおかしかったです。

 
 でも、ほんまに雷の音(もちろん効果音) が響いて、
 びっくりしたところで 「クラーク博士と僕」 が始まりました。

 モッシュも始まりました。

 まさやんのボケは 何にも見えませんでしたが、
 やすおくんのフラフープは なぜかよく見えました。

 やすおくんは、歌いながら神さまの衣装を脱ぎ、
 お客さんの中に突っ込んでいって

 「ブリーフ引っ張るな!」

 という声だけが わたしのところには聞こえてきました。


 次の曲は、「コスモ」やったんですが、
 「コスモ」の前に、なんか長いMCがありました。

 結構いいこと言うてたんですが、記憶が定かではありません。

 コミックバンドを呼んでもろたのは、
 楽しいことがすきやからやと思うてます、
 みんなも楽しいことすきですよね、とか
 そんなことやったような気がします。

 「コスモ」は、
 わたしの知らないうちに四星球の代表曲になってるみたいで
 すごくたくさんの人が盛り上がっていました。

 登場した宇宙人は、赤いガンマン。
 
 「怖いと思ってるやろ、怖ないよ、
  むしろかわいいよ。」

 と、赤いテンガロンハットを脱ぐと
 下はエルモの着ぐるみで、ほんまめっちゃかわいい。

 わたし、やすおくんのエルモ、
 キングコブラで見たときから 一番かわいいと思ってるんです。

 で、いよいよ、ミステリーサークル。
 やすおくんが降りてきて ミステリーサークルが始まりました。

 もう今まで見たなかで、一番大きなミステリーサークルでした。
 うわ〜、鳴門の渦潮みたいや〜、と思いました。

 わたしのそばにいた男の子が、
 それを見て友だちと見られる子に

 「俺、行ってくるわ。」

 と、ちょっと恥ずかしそうに言うて
 サークルへと駆け出していったのがうれしかったです。

 あ、やすおくんは、

 「さわるな! さわるな!
  そんなんさわったかて スターちがうで!」

 って叫んでておかしかったです。

 何年か後に、この日やすおくんに触った子が
 
 「俺な、六甲のフェスで四星球のやすおにさわってんで。」
 「うっそ! ほんまか!!」

 みたいなことになったらええのにな。


 そして 「最後の歌です。」 と言うと「え〜。」 の声。
 「短いでしょ。」とやすおくんが言うてました。

 あ、そういえば、最初の方で

 「四星球は、ホルモンの半分の時間」 

 って、みんなに言わしてたなあ。


 ほんと短いです。
 だって、「お酒」を除いたら 3曲やもん。

 で、最後の曲は、「ギンヤンマ」。

 もう大騒ぎモッシュで、こっちの方にやすおくんが来てくれないと
 どこで歌ってるのかもわからない状態。

 ホルモン待ちの人たちもみんな暴れてたみたいです。


 やすおくんが、

 「コザックさんが、四星球がいてるから
  青春パンクという言葉がなくならない、みたいに言うてくれて
  とてもうれしかったです。」

 と言っていました。

 きっと、コザックさんも、
 このバンドがかわいいんでしょうね。

 四星球、ずっと愛されるバンドでいてほしいな。


   

 

 


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