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| 2010年05月23日(日) | ◎四星球＠寝屋川ビンテージ |
今日は、大雨の予報。
ライブ、どうしようかなあ、と思ったのですが、
四星球の持ち時間が長いと聞いたので
がんばっていくことにしました。
ま、大雨ってほどでもないですしね。
四星球は、トリでした。
初めてビンテージに来たときは
まだまだ若手バンド扱いやったのが、
今はトリを取るようになったんやなあ、と感激です。
始まりは、幕が閉まったままアナウンスで
「世界の人たちがやってきました。」 みたいなのがあって
幕が開くと、
U太くん → メキシコ人。 めっちゃあやしい。
モリくん→ チャイナドレス。
3年前には入ってたのに今日着たら破れた、って
わきのところ黒のガムテープでとめてた。
まさやん→ マリリン。
片方の肩紐がずれて胸が半分見えてて妙に艶っぽい。
そんな中、お酒の歌を歌いながら エセアメリカ人のやすおくんが登場。
めっちゃ うさんくさい。
それが終わると 「明日まで�辧廚任靴拭�
いきなりこれって めずらしいよね。
「運転手はもりおかくん」もなかったので
いつものうるうるのノリではなく、
盛り上がって聞きました。
いつも思うけど、
「満月と思いきや」のとこのやすおくんのブレスに胸がぐっとなります。
で、U太くんはあやしいメキシコ人のまま。
ずっとこれなん？
U太ファンは、どうするん？
次は、「ボールはまだ生きている」。
「転げて転げて転げまわって」のところに
なんか四星球のステージをイメージしてしまいます。
「ペイントペイン」。 聞くたびすきになる、この歌。
長くなるけど書きます。
今、行ってる保育所にようくんっていう2歳の子がいるんやけど
この子、ほんのちょっとしたことが自分の段取りとちがうと
不安定になって パニックを起こして泣き叫ぶんです。
だから、保育士のほうはいろいろと大変なんですが、
泣き叫んでるときのようくんの目は
「なんで、なんで、わかってくれへんの」って
悲しみでいっぱいなんです。
その目を見るたび、
ああ、この悲しみはわたしと一緒や、っていつも思います。
わたしは、泣き叫びはしないけど
しょちゅう思っています。
「なんでわかってくれへんの」って。
ようくんの心の痛みと、わたしの心の痛みは、
きっとおんなじなんやろな。
そんなことを思いながら、ようくんに接していると、
そのうちようくんは、
朝、登園してくると 一番にわたしのところに来るようになりました。
そして、わたしの膝にすわって
しばらく遊んだ後、みんなの中に入っていきます。
きっとようくんにもわかったのでしょうね、
どうやらこの人と自分は同類やって。
わたしとようくんの共通点は、
だれにも説明できない、生まれついた心の痛みだと思います。
この痛みは、自分を形成するたいせつなマテリアルの
ひとつだと思っていますが、
それでも時々、心の中でつぶやくことがあります。
『痛いのとんでいけ、痛いのとんでいけ』
次、「吉野川」。
めっちゃ、盛り上がりました。
ボケてボケて、は、なんやったっけ？
椅子とギターで格闘してたんは、奈良やった？
新曲がありました。
「シンデレラ」が、モチーフになっていました。
勢いもあったし、メロディも好みやったし、まとまりもあったし、
初めて「明日まで�辧廚鯤垢い燭箸�のような感動があって
とても気にいりました。
「おセンチセンチメートル」は、ほんまにあかんのです。
泣いてしまう。
母なつこのところで、必ず涙出る。
これは、やすおくんの気持ちやけど
いつか娘たちが こんなふうに思ってくれたらなあ、とか
そんなことを思うと 涙が出てくるんです。
くっそ―、ついて来るよな―、といつも悔しくなるくらいです。
次の歌は、「硝子の少年」なんですけど、
これは、剛くんと光一くんの顔写真の間に穴開けて
そこからやすおくんが顔を出して
kinkiキッズになって歌うっていうネタなんですが、
この、みっつ顔の並んだペープサートが
基本ものすごく気持ち悪かったです。
「潮騒ぎ」は、奈良でせんかったから うれしかった。
ダイブ、モッシュ。
横におった AT-FIELDのにいちゃんも飛んどった。
え〜、今日は、THE春夏秋冬のドラムを
てっちゃんがサポートしてたんですが、
なにかとてっちゃんネタがたっぷりありました。
漫画喫茶で寝ようってことになったら
布団一式持ってきたとか、
駐車場の、なんていうかしらんけど
車止めみたいなんに足はさまれたとか、
今日は シンバル止めようとしたけど
手、届かんでからぶりしてたとか、
でも、わたしにとったら
やっぱり駐車場の20円やな。
でも、きっとあれレベルのこと いっぱいしてるんやろな、てっちゃん。
最後は 「コスモ」でした。
宇宙人は、宇宙警察やったかな。
この歌のキリ、いいですよね。
『おっさんのせいちゃうかな』
これね、作ったやすおくん、アレンジした四星球、
みんなええと思うんやけど、
一番ええのは歌。
このひとことを言うために
歌って、踊って、ミステリーサークル作って
最後4人がここに気持ちを凝縮させて
『おっさんのせいちゃうかな』
ここのとこ、ぐっときます。
おふざけかと思いきや、
実はこんなにセンチメンタルで ヒューマニズムで、
四星球の魅力って つまりはこういうことなんでしょうね。
トリだったので、アンコールがありました。
「クラーク博士と僕」。
もちろん、盛り上がり。
まさやんが、ギターを高く放り上げて受け止めたのは、びっくりしました。
ほんまにびっくりでした。
おみごと。
「ギンヤンマ」、来た―――――！！！
うれしい―――――！！！
なんかもう わからん―――――！！！
なんと、もう一回アンコールがありました。
まずは、3人が出てきて リクエストを取っていました。
U太くんが、
「あの人の歌はだめです。 音程がわからんから。」
と、言うてました。
結局、やすおくんも出てきて
「あぜくら商店街」を歌いました。
これ、まさやんの声がええ。
ちょっと投げやりっぽく、いがらっぽく歌うとこが
すごいすき。
モリくんのドレスは もう方乳見えてて
チャイナドレスではなく
原始人みたいになってました。
楽しかった。
いい曲、いっぱいやってくれた。
や、どれもみんなええ曲やけど。
前に寝屋川来たときは、まだトリ扱いのバンドやなかったけど
今日は、ほんとに堂々たるトリやったです。
すごいなあ。
貫禄出て来てるやん、って思いました。
もう四星球は、少し長い時間のライブが似合うバンドになってきてるね。
成長のしるしやと思います。
終わってから、とあるやんちゃふたりが
ステージに散乱している小道具で遊びまくっててんけど
いろいろ壊しそうなんで ハラハラしてて、
実母は、あこがれの人と歓談してるし、
だんだん 保育士の血が沸きあがってきて
「あかんって言われたやろ！」
「いい加減にしなさい！」 的なことになってました。
やすおくんは、にこにこしながら片付けてたけど
この子らが ポキポキ折ったごぼうでステージをこすりだすと
急に、
「あかんあかん、ごぼうはすったらあかん。」
と、言いました。
？？？
そしたら、
「ごぼうはすれへんやろ、すって食べるか？」
え････。 それが理由？？
でも、ごぼうの所有者がそういうねんから 一応わたしも、
「すったらあかんよ、すっては食べへんからね。」
と、声かけをしておきました。
でも、一向にやめないので わたしはしかたなく
ポキポキごぼうを回収。
ごぼうの件はこれで落着しましたが、
二人は、まだまだ暴れておりました。
やすおくん、食べ物を大切にしてる人なんやろな、きっと。
でも、ほんならなんでごぼうが小道具やねん、って話しやけどな。
とにかく、そんなわけでそれ以来、
スーパーでごぼうを見るたび妙に気になってしまうのは、
『やすおくんのせいちゃうかな。』
