気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2008年02月10日(日) |
◎森田以外全員死亡GIG@神戸スタークラブ |
昨日の雪が嘘のようにいいお天気。 ちょっとだけ春を感じさせる暖かさでした。
今日は昼過ぎに待ち合わせをして まずは 「十番」 で 昼ごはん。
わたしは ハラミ丼を食べました。 おいしかった。
それから 今度のエレカシライブのあるライブハウスの下見に行き、 異人館のあるあたりを散歩し、 夕暮れたころに スタークラブに行きました。
もう満員です。
受付のところで
「今日はどのバンドを見に来られましたか?」
と聞かれました。
は?
「旧か、新か、MORITAか。」
「MORITAです。」
って答えたら おもしろかったやろうけど ここはまあ妥当に 「旧」 って答えておきました。
いや、ほんまに満員ですよ。 こんなスタークラブ、フラカンと去年のセクマシワンマンか知りません。
入ってすぐに O.AのMORITAが始まりました。
出てきたもーりーは なんだかとてもうれしそうでした。 元気いっぱい。 今日はカメラが4台あって 撮影している、とか言ってました。 DVDになるといいなあ。
「初めての人はとまどっているだろうな。 出てきたボーカルは何十分しゃべるんだろう、とか。」
あとで 新の時に
「こんなにしゃべるロックバンドのボーカル、知ってる?」
とか言ってましたが、 コンスタントにこんなにしゃべるのは知らないですけど 時に宮本さんは いつまでしゃべるんやろ、というときがあります。
あ、カメラ撮ってくれてる人が なんとか君で もひとりはその人の元カノ、とか言ってましたっけね。
「プライバシーってなんですか?」 って。
これ、今日のテーマになってました。
それから 今日入場の人にはプレゼントがある、って HPに書いてあったのに 「それの発注を忘れました! すみませんっ!」
・・・・って、おい。
インディーズでよかったなあ。 これ、メジャーやったら こうだくみ並の謝罪もんやで。
冗談ですが。
それからキショいギターを持って 「天国への階段」 をやってました。
うわ、これ、久しぶりやん。 ちゅーか、もうやる必要なくなったね。 よかったね。
なんか、あのぐだぐだライブを思い出して このぐだぐだな時期をずっと見届けて行こう、って思ったことを 思い出しました。
あの時からしたら 今日はもーりーにとっては夢のような日ですよね。
それから 旧メンバーでのライブがありました。 しゃとざはー! で、村山さんが出てきたときは うわ〜!! って思いました。
でも、髪は短髪。 めっちゃ似合ってて すっごく男前やったけど そこに漂うのは 社会人の雰囲気でした。
ああ、もう会社勤めがなじんでるんだなあ、って思いました。
それから 徳本さん。 正面で がぁ〜っ! って両手を広げるポーズが懐かしかった。 脱退とか、そんなこと知らずに 最後のセクマシライブを見た日から ちょうど一年ですもんね。
で、たっち。 この人の意外なはじけ方に何度笑ったことか。 ライブハウスでも 一番よくしゃっべたのはたっちやったかもしれん。 ほんま、ええ子ですよね。 礼儀は正しいし、丁寧やし、やさしいし。
それで、一曲目は 「サルでもわかるラブソング」でした。
これはしつこいくらいに 一曲目にやってたけど 新になってからは 一曲目にくることが少なかったので やっぱり テンションあがりました。
それから 村山さんの少し首を傾げ気味に歌うコーラスも すごく懐かしかったです。
次が 「死んじゃって頂戴」 やったかな。 もう いきなり熱くなる会場でした。
それで 次に 「安全地帯」 やったと思うんですけど ここでわたしは あれ? って思いました。
なんかちがう。 わたしの知ってる 「安全地帯」 とどっかちがう。 なんやろ? なにがちがうんやろ?
それは 「ネクラ」 の時も 村山さんのイントロに感動した以外、続きました。
つまり、なんですけど、 実はもうわたしの中では 気持ちの整理は完全についていました。
去年の6/30の八王子で もーりーが半泣き、放心状態になった、 あのバンドバージョンライブで 思いっきりはじけてから わたしは気持ちに区切りをつけました。
もうこれからは 新しいセクマシを見続けていこう、って。
だから今日のライブは ある意味 すごく落ち着いた気持ちでいたんです。
去年のワンマンの方が ずっと気持ちが高ぶっていました。
でも、新しいセクマシの演奏で 自分のイメージしているものと ちょっとちがってるところがあったりすると もう一回 前のセクマシの演奏で聴いてみたいな、と 思うこともありましたから 今日は、日頃そう思ってるところの演奏を 旧メンバーので堪能したい、と思っていました。
ところが、ところがです。
こんなんやったっけ? なんかちがう。 わたしが聴いてたのとどっかちがう。
ああ、やっぱりライブって いつもやり続けてやなあかんねんな、 微妙なところのツボの押し方やニュアンスが 以前のようには しっくり来うへんのや。
これが もーりーもライブから遠ざかってての再結成とかだったら そんなに違和感なく受け入れられたのかもしれないですけど もーりーは それこそ必死でもがきつつ ライブを続けて来てましたからね、
それで言うと 両者のライブへの挑み方に どこか違いがあったように思います。
そう感じるまでは 旧メンバーの演奏を聴きながら どうにもこれが最後だって思えなかったのですが、 それからは もうほんとにこれが最後なんだ、と思いました。
でも、ライブはよかったです。 自分たちが 青春をかけて うんとうんと楽しみ、信じてきたことが 決してまちがいではなかったことを 4人で確かめあっているようで 心が熱くなりました。
もーりーが しきりに 終わってしまうのがいやだ、いやだ、って言ってましたけど その気もちが ほんとによくわかりました。
でも、最後の曲 「勇気100%」 が終わった後、 4人での 「ALWAYS」。
ああ、ほんまに久々に見るわ、この光景。
たっちは失恋したらしい、2週間前に。 徳本さんは3月に結婚するらしい。 (GK07の時に一緒にいた人かな) 相手はたっちの元カノらしい。 (これは冗談) 結婚式の二次会の司会は もーりーがするらしい。 村山さんは 変わりないらしい。
もうこの人たち、見ることないのかなあ。 寂しいなあ。 いや、きっとライブハウスに来ることがあるだろう。 お客さんで。
そんなことがあることを楽しみにしておこう。
楽しかったなあ、セクマシのライブ。 いろんなこと思い出すなあ。
いや〜、ほんとにありがとうでした!
と、思っていると 突然銃声がして 旧メンバーはみんな撃たれてしまいました。
たっちなんか機関銃で撃たれてました。
確かに死亡GIG・・・・・・。
一回引っこんでもう一度出てきた時は 三人とも幽霊の三角のを頭につけていました。 それで挨拶をしていました。
あ、そうそう、もーりーがMCの時 村山さんに絡んで なんでだったか忘れましたが、
「円周率3でとまってるよね。 3だったら 正12角形でその隙間がどうたらこうたら・・・・。」
わからん・・・・。 そうなのか? むずかしい。
バンド転換。
ドリンクは ライブが終わってからにしようと思ってたのですが もう 喉がからから。 やっぱりここで貰いに行くことにしました。
でも、長蛇の列です。 やっと貰えた時には もう新セクマシが始まろうとしていました。
新セクマシはメンバーが6人でした。
ベース、ギター2人、キーボード、ドラム、ボーカル。
最初の歌は 「報われないぜ」 やったかな。
ベースの人は 裸に革のベストを着ていて もーりーは
「なんすか、そのかっこ。 なんか、変なやつばっかり出てきてると思ってるかもしれないけど 明らか そのかっこ変ですから。」
とか言ってました。
この人、サポートやのにこんなこと言っていいすかね? 変って言えば もーりーのかっこも明らか変ですよね。
それから 何の曲やったかなあ、「バンド名変えたい」 やったかな、 曲の終わりをF.Oしていました。
ライブでですよ。
わたしはだんだん音が小さくなっていくのを聴いて おかしくておかしくてたまりませんでした。
だってなかなかないでしょう、ライブでF.Oなんて。
発想もおかしいけど ほんとにやってしまうのがおかしい。
F.Oを指示しているもーりーが妙に真剣なのも めちゃおかしかったです。
曲が終わると もーりーは
「手動F.Oでお送りしました。」
「今日の2時間のリサーサルのうち、 30分はこれやってました。 半分は練習で 半分はF.Oだって〜、って笑ってました。」
そりゃ楽しいやろね〜、バンドやるのって。
それから これはいつ言ったのか忘れましたけど Mステに出た時、電話番号TにNGを出されてしまって その理由は かけ間違いがあるといけないからだそうです。
そして あのTシャツは どこやらでワッペン買ってきて 3000円もかけて作ったそうです。
まあ、もったいない。
演奏についてですが、 人数が多いせいもありますが、 そういうこととはちがって なんか音に幅があり とてもよかったと思いました。
未熟かもしれないし、まだ息のあってないところもあるかもしれない、 でも、これは ライブの世界で生きている人たちの奏でる音だと思いました。
思い入れとか 懐かしさとか そんなものを差し引いてしまえば わたしは 新の演奏の方がよかったと思います。
確実に そこがもーりーの居場所だと感じました。
なんといっても、 わたしは けんちゃんのドラムがすきです。
だいすきです。
重た目で 音がしっかりしてて 歯切れがいい。
一番最初に聴いた時は そんなにいいと思わなかったのですが 何度目かから え、なかなかいいやん、って思って でも、そんな急にいいっておもうもんやろか、 気のせいかな、とかも思ったのですけど それから先はいつ聴いても 「いいやん。」 と思うようになりました。
聴いてて すごく気持ちのいいドラムですね。 技術に人柄が表れてるんだろうな、と思います。
それから キーボードの人、 この人も正式メンバーなのかな、 この人もよかった。
あのめちゃくちゃなコーラスが セクマシっぽくて 思いっきり○です。
あとでもーりーが言ったのですが、 ギター2台のうち、 星野さんじゃない方の人が 正式メンバーになったそうです。
やった〜!!
ばんざ〜い!!
よかったね〜!!
ベースは その革のベストの人が 途中でやっぱり撃たれてしまって
「ライブに支障のないところで倒れてください。」
とか言われて 後半は土屋くんと交代でした。
それがまた、土屋くん〜、て呼んでも なかなかみつからなくて
「え?! 帰った?!」
そ、そんなあほな。
お客さんの中から土屋くん登場でした。
あ、そうそう、もうひとつ ちょっとびっくりしたのは 「女心と秋の空」 ね、 旧でも新でもやったんですが、 旧の方は 冒頭のバラードのとこだけで 「てっか―!」 をやったのは 新だったんですよ。
わたし、これは絶対旧でやると思ってました。 あのテンションは旧でないと出せないと思ってました。
もーりーが何を思って この曲を新でやったのかは知りませんが これは興味深いことだと思いました。
でも、わたしが以前に旧で聴いて 感銘を受けたほどには まだ新の演奏では届かない気がしました。
この曲で心の底からノリきれたら、 その時が 新しいセクマシ完成の時のような気がしました。
そして、最後は 「Jフォン」。
悲しくない! 悲しくない! っていうもーりーが かなり悲しかった。
アンコールは例によってもーり−があおりながら登場。
撃たれてしまった旧メンバーも 皮ベストのベースも みんな出てきて
「サルでもわかるラブソング」 をやりました。
もうこの頃には わたしはかなりふらふら状態。
でも 絶対この後に 「死んじゃって頂戴」 くる、って思って がんばりました。
ほんで来ました、「死んじゃって頂戴」!!
このステージ、一生忘れない。
旧のメンバーと新のメンバーが入り乱れる中、 身体中の力を振り絞って 事切れよとばかりに歌うもーりーの姿は ものすごく心に残りました。
この人は きっとずっと ライブを続けていくんだろうなと確信しました。
なんか結構いっぱいおもしろいこと言ってたと思うんですけど 今回はもういいですよね。
ほんとにいいライブでした。
日本中にいっぱいホールやライブハウスがあって 今日も 10000人とか 5000人とか そんな人数を集めて煌びやかなライブをやっていることでしょう。
いくら SOLD OUT とはいえ こんな暗く狭い高架下のライブハウスに集まった人は そんなものに比べたら わずかな人数なわけです。
だけど そこで自分の青春や命をかけて 一生懸命歌ってる人たちがいる、
そしてそれをあらん限りの熱い心で 受け止めようとしているひとたちがいる。
数あるライブの中から わたしは 今日、このライブを選んでよかった、 と、心からそう思いました。
そうそう、おかしかったのは、 ライブ後半、もーりーが
「なんだかわからないまま ここまで来た人もいると思う。 そして このままなんだかわからないまま 終わるだろう。」
って言ったのは めちゃウケました。
わたしもなんだかわからないまま、 またライブに来ますね。
旧メンバーさん、お疲れ様でした。 新メンバーさん、今後ともよろしくお願いいたします。
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