気がつきゃライブの時間だぜ
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2007年09月09日(日)   ◎四星球@あすたむらんど徳島

 台風振りの徳島です。
 しかも だいすきなあすたむらんどでの四星球ライブ。
 もうめっちゃめちゃ楽しみで
 朝6:30待ち合わせも
 待ちきれないくらいの勢いでした。

 途中の雨にビビりながらも
 無事あすたむらんどに到着。

 前にきた時は 思いっきりがらがらやったのに
 今日は駐車場に係員のおじさんがいるくらいでした。

 開演までには まだ時間があったのですけど
 門の前には たくさんの家族連れが
 シートや水筒を持って待っていました。

 これはどう見ても ライブを楽しむ人たちじゃなくです。
 今日一日 ここのイベントを堪能する人たちです。

 熱いぜ、徳島。


 そんなわけで わたしたちも
 ぼや〜っと開門を待っていると
 軽車両が導かれたレーンを入ってくるワゴン。

 あ、U太くんや。
 運転はまさやん。

 でも、なんで?
 そこ、軽が止めるとこやで。

 
 そのあと 下の駐車場が見えるところへ移動したのですが
 その横の道路を またもや走ってくる 四星球ワゴン。


 え、迷ってる?
 運転 まさやんやしなあ。


 なんていってわらっているうち
 なんと更にもどってくるワゴンを目撃。

 かなり笑ってしまいました。



 そんなこんなで開門。
 ステージ前の芝生にすわったものの
 もうかなりの人々が
 シートをしいて座っていました。

 もうとにかく暑い、暑い。

 体育座りをしていると
 靴の先端が 焼かれるように熱くなってきます。


 ステージでは 四星球がリハを始めました。
 
 「リハなんで 目と耳ふさいどいてください。」 とやすおくん。

 野外のステージとあって
 かなり入念なチェックがあり
 やすおくんは PAさんと真剣に打ち合わせていました。

 今までに見たことのない
 アーティストの表情でした。



 さて、ステージのオープニングは 優雅なフラダンス。
 それを見ながら わたしたちの思いは

 「みんな座ってみてるけど
  四星球も座って見るんかな・・・。
  立ったら 後ろの人見えへんもんな。
  座ったまま コンプレックスやるんかな。
  『潮騒ぎ』 やったら どうしたらええんやろ・・・・。」




 11:00に四星球のステージが始まりました。


 
 ドラゴンボールのパラパラの間は
 みんな座ってて
 前にいる女の子は中途半端な中腰。

 あ、今日はムシキングや。
 クワガタや!

 クワガタのやすおくんは

 「あの、今日はライブなんで
  もしよかったら立って聴いてください。
  コンプレックスを笑いにかえよう、
  『女狐コンコン コンプレックス』!」


 よっしゃ、立てって言うてる!
 行け―――!!


 てなもんで 前へダッシュ!
 結局 1.5列目に立っておりました。


 その時初めて気づきました。

 半被着てるけど ブリーフちゃうやん。
 あ―、やっぱりあかん、て言われたんやなあ。


 でも 確かやすおくん 出番前に
 めっちゃ真面目な顔でスクール水着に着換えていたよな。

 スクール水着はええんや。

 なんか こっちの方がやばそうやけどな。



 C&Rは 「昼からは!」

 ちょっと 「?」 なお客に

 「昼からは芸人くるやろ。

  『昼からは!』 『楽しみ』。」


 胸の前で手を交差して 首をかしげる。

 みんなが笑うと

 「みんな 芸人見に来てんねんやろ!」

 と 言ってました。

 開き直らんでも・・・・・。



 そして 「きっかわ!」 「楽しみ!」 になると

 「きっかわは 楽しみちゃうよ!
  きっかわは 出えへんよ!」


 まさやんは なぜか
 ステージの外側を向いて
 すごい形相とノリで ギターを弾いていました。

 時々 舌をべろべろ出していました。



 歌が終わると

 「ぼくたち 四星球て言います!
  『四』 の 『星』 の 『球』 と書いて
  チャットモンチーと読みます!」


 あかん〜、めっちゃウケた〜!



 お酒の歌では 
 てっちゃんがいすを持って前へ出てきて
 いすに乗って 手拍子していました。

 で、TシャツはロングTでした。

 よかった、今日は飛ばされんかった。




 3曲目は 「吉野川同盟」。

 「あすたむらんどで大はしゃぎ―!」

 って絶叫してから始まりました。

 ところが 絶叫したせいか、
 やすおくん のっけの歌詞をわすれてしまったようでした。

 その時の表情が
 慌てるでもなく、あせるでもなく、
 ごまかし笑いをするでもなく、
 かと言って 平気でもなく、

 「え・・・と 大化の改新は何年やったかな。」

 みたいな表情で
 なんか めちゃかわいかったです。


 ボケるところのまさやんは
 ステージと鎖の間のスペースに降りてきて
 そこにあるラジオの集音マイクに向かって
 ギターの音を入れようと
 ギターを持ち上げて弾いていました。

 むちゃくちゃおもしろかった。

 なんせ目の前ですし。

 で、暴れて弾いているうちに 
 眼鏡が吹っ飛んでいました。

 まさやんがステージにもどると
 スタッフさんが 急いで 眼鏡を拾っていました。


 やすおくんの方は 黒の全身タイツを脱いだら
 スクール水着。

 わたしの後ろのおばさんが おもしろそうに

 「スクール水着 着てるわ―。」 って言ってました。



 やすおくんは 例によって母の日の花を捧げ
 
 「この花の花言葉は・・・・・ 『権力』!」

 って言ってました。




 この歌のあとあたりかな、

 「喉乾いたから お茶ください。」

 と言うと ばあさんになったモリ君が
 お茶を運んで来てました。





 その次は 「ビスケット」 やったかな。

 ここらあたりから、
 わたしのまわりは チャイルドエリアになってきました。


 「おもろいにいちゃんがなんかやってる。
  見に行こ。」

 みたいなこどもが ひとり、ふたりと増えてきたのです。
 



 次の 「クラーク博士と僕」 は

 「CMにはいると思うので めちゃくちゃやります。」

 と言って歌っていました。

 まさやんはステージを降りて後ろの方へ。
 後ろで見ていた人によると
 木に登ろうとしたけど
 手ごろな木がなかったので やめて

 次に 試乗のためにおいてあった
 ドラえもんカローラに乗ろうとしたら
 係りの人に 「バツ!」 で止められたそうです。

 やすおくんは フラフープしてました。

 でも、見えへんかった。

 で、歌のENDINGで そでへ入っていきました。


 
 このあと、まさやん無視のネタふりがありました。
 わたしたちのいるところから
 一匹狼になってるやすおくんが見えるので
 もうおかしくてたまりません。

 「どうせおれは一匹狼や。」

 で狼登場。

 いつみてもかわいいわ〜、この狼。


 そして 「選挙にでようと思います。」 で
 「YO.RO.NN」 が始まりました。

 一匹狼の扮装のまま
 「選挙に出る!」 って言ってるやすおくんはおかしかったです。

 それで 途中でまさやんも降りてきて
 「選挙に出る」合戦。

 やすおくんは 「疲れたから寝る!」 って寝てしまいました。


 いやいや、ほんとにお疲れのことと思います。
 今日 まだライブあるもんね〜。


 そしてやすおくんを起こすために
 「白馬の王子」 ならぬ 「白馬」 が出てきました。


 コーラスのところのてっちゃんのシンバルは
 いつもながら やっぱり爆笑しました。

 一番最後は はなたかゆきでした。



 MCはね、CDの話しがあって

 U太くんが 

 「1890円ですけど よかったら買ってください。」

 って言うと やすおくんが

 「CDいらんかっても 1890円おいていってください。」

 って言うてました。




 次の曲に入る前に やすおくんが

 「お茶ください。」 って言って

 スーパーマンになったモリ君が 持ってきてました。


 で、やすおくんは

 「疲れたらすわってみてくださいね。
  ブルーシートも持ってきたし (みせる)、
  麦わら帽子も持ってきたよ (みせる) 。」


 準備いい〜!!




 それから 「あと2曲やらせてください。」 って言ったあと

 「今日は初めてぼくのおとうさんが見に来てくれました。
  ぼくは教育大でてますけど
  別に先生にならんでもええて言うてくれました。
  で、父はラジオを聴くのがすきなんです。
  その父に 親孝行が出来ました。
  四国放送、ありがとう。」


 そして 「ギンヤンマ」。

 この歌は わたしが四星球のライブに行き始めた頃
 よく歌ってました。

 新曲なんだか、古い歌なんだか、
 よくわからないままに何度か聴いて

 「とんぼのめがねは水色めがね」

 ってフレーズの引用が とても効果的で
 こんなんやけど
 センスのいいバンドにちがいない、って
 そう確信した曲なんですよ。

 ほんとにだいすきな歌です。


 歌詞、すごくすきです。

 
 『虫取り網振りかざす 影法師』 とか
 『夢取り網振りかざす 影法師』 とか。


 一番すきなのは


 『見兼ねた太陽が 虫取り網重なって捕まったフリ』


 っていうところです。



 やすおくんは やさしいなあ。



 ついでだから書いておきます。

 四星球の歌の歌詞は みんなすきですが、
 もう震えが来るほどにすきなのは
 「虹色カスタネット」 です。


 『真っ白な布を糸で縫い合わせて
  身にまとい踊る キツネの嫁入りの唄
  
  真っ赤な林檎の皮を剥くぼくの手で
  不器用なナイフが慣れない笑顔見せている

  林檎の皮でできた道を 「とてもキレイね」 と花嫁が
  幸せそうにヒラヒラと踏みつけながら遠ざかる』


 これもう 中原中也ですよね。
 それで この歌 メロディもすごく素敵だし、
 いつかライブで聴いてみたいです。




 ラストは 「明日までkm」 でした。

 歌の前に 

 「ラジオからいい曲がいっぱい流れてくるようにと思っています。」

 といようなことを言って
 司会のアナウンサーの人が
 それを聞きながら なぜか笑ってはりました。


 この曲で 肌色の全身タイツの上半身を脱ぐと
 貝殻の胸当て。

 だんだんタイツがずり落ちてきて
 ブリーフが見えそうになると
 やすおくんは タイツの袖をぎゅっと結んで
 おちないようにしてました。

 ほんまにブリーフあかんのやなあ。


 最後の最後、
 わたしたちの側のスピーカーに乗って
 目の前で歌ってくれました。

 真剣に歌うやすおくんは
 やっぱり素敵でした。



 今日のライブは 
 ほんまに一般人客もたくさんいて
 すごいアウェイなわけですが、
 とても勢いのあるライブだったと思います。

 また わかりやすいライブだったとも思います。

 わかるやつだけわかったらいい、
 わからんやつはおいていく、

 みたいなそんなんじゃなく
 エンターテイメントとして
 お客にこびるのではないですが

 その時のお客さんが一番わかりやすい形で
 だけど スタイルを変えたり、弱めたりするのでもなく、
 ちゃんと自分たちのしたいことをやりながら
 四星球のライブを見せていたと思います。


 なんか 「頭のいいライブ」 って感じがしました。

 気持ちいいですね、こういうの。




 ライブのあと、
 暑さによれよれになりながら
 飲み物を求めて 芝生を横切りながら
 ブースにむかっていると

 斜め前方、
 ブルーシートをばさばさと広げる
 どこかでみたような人影。


 あれ、モリ君やんな。

 なにやってんねんやろ?

 シート、たたもうとしてるんかな。


 近づいてみてわかりました。

 物販を売ろうとしてるんや。



 ここで?

 ここ、思いっきり客席ゾーンやで。



 自分の目が信じられず
 ちょっと唖然とみつめていると
 係の人が来て
 「ここはこまりますよ」 的なことを
 かなり笑いながら言っていました。

 モリ君も 笑いながら
 頭を何度もさげて ブルーシートを片付けていました。

 
 どう考えても そこはおかしいやろ。

 大丈夫か、香川大学。



 ライブとおんなじくらい
 衝撃的で 笑えた出来事でした。


 ほんま、ええキャラしてるわ。


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