気がつきゃライブの時間だぜ
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2007年02月15日(木)   ◎セックスマシーン@神戸スタークラブ

 え〜、このライブは ぴあでチケットを買いました。

 なぜかというと バンドHPではなく、
 ぴあでライブを見つけたからです。

 で、公演のところに

 「お早めに」

 という文字があったので
 あ、これはやっぱり 
 ギターウルフとか倭ジェロとかと一緒に出るので
 結構チケット売れてるんや、と思って
 その場で すぐにチケットを予約しました。

 そして 次の日に発券すると
 なんと 整理番号3番。

 は・・・?

 お早めに、って・・・?



 そんなわけわからないチケットを持って スタークラブへ。
 いつものようにドアを開けて 中に入ると
 おやおや、
 なんだかいつもとはちがう雰囲気の人たちが。

 長髪、レザージャケット、サングラス、ぴったりパンツ、

 あ〜、これはギターウルフファンやなあ。

 あ、外国人カップルもいる。

 ふ〜ん、ギターウルフって インターナショナルなんやなあ。



 それはええけど、
 ってことは 今日は間違いなく、



 アウェイやな・・・・。





 ま、そんなの、バンドもわたしらも慣れてるけど。




 O.Aは ザ・ヴァキウムでした。

 ほとんどMCはなく 曲をどんどんやってました。
 左側の前の方にいた人が
 マイクが倒れたりするたび
 スタッフのように なおしていました。

 まるで そのためにそこにいるかのようでした。



 で、セックスマシーンです。

 中ほどにいたんですが、
 少し前に空間があったので
 そこへ行ってみると
 なんと 前から2番目の位置でした。

 若いお嬢さんたちに交じって
 そんなところで聴くのは
 ちょっと いくらなんでもちがうよなあ、と思って
 元の場所へと あとずさり。

 そうこうしているうちに 
 しゃとざはー! が流れてきました。

 あ・・・・ やっぱりアウェイや・・・・。

 拍手あれへん。

 今日もたっちはネクタイしてました。


 もーりーが出てきて
 
 「いぇ―い!!」

 って がばっと前に乗り出してきて
 いつもながらのハイテンションで 前フリしていると
 わたしの右にいた 
 ギターウルフファンとおぼしき二人組の男性が
 もう お腹をかかえんばかりの大爆笑。

 まだ 眼を見開いて 
 「いぇ―い!!」 って行ってるだけなんですけどね。



 「だめだ、だめだ!!
  今日のスタークラブはだめだ!
  後ろも手を上げる!
  今日はおれは急いでるんだ!
  なんせ あとが倭ジェロとギターウルフだからなっ!」

 「ギターウルフと倭ジェロに拍手!!」


 なんかようわかれへんけど 拍手。
 左前方にいた 頭に赤いタオルを巻いた
 ガタイのいいおにいさんが すっごく拍手してました。


 「それにおれおしっこ我慢してるんだ。
  おしっこ我慢ライブ。」


 なに、それ・・・・?
 

 「テンション上げていくぞ―!!
  いぇ―い!!」


 すると 赤タオルのおにいさんが
 ものすごいテンションで 右手を振り上げながら
 
 「いぇ―い!!」

 とレスポンスしました。


 もーりーは ますます眼を大きく見開いて彼を指差し
 真剣な表情で

 「いいっ!!」

 「すごくいいっ!!」

 と めちゃ感激してました。


 そして むちゃくちゃ笑っている
 わたしの右側の男性に向かって

 「いいか、おまえもテンション上げていくんだぞ!」

 彼は げらげら笑いながら うんうん、ってうなづいていました。



 この時あたりで
 もーりーは 前を向いたまま
 スピーカーに足をかけました。

 モニターじゃなくて スピーカーね。

 だから横に足を上げてる感じ。

 ボーカルのアクションというよりは
 ランニング前のストレッチのようでした。

 なんか不自然な格好やなあ、と思っていたら
 スピーカーから足を下ろし


 「今、すごく足かけにくかった。」


 って言ってました。


 わたし 今日ここが一番ツボに入って
 おかしかったです。

 でも あんまり誰も笑ってませんでした。

 わたしのツボって
 やっぱちょっとずれてるんかなあ。


 
 それから わたしが入りかけて 躊躇してしまった空間を指差し

 「ここが空いてる。
  ここの空間が森田剛史は嫌いだ。
  前 つめて、 前 つめて!」

 と叫んでました。

 う・・・ん、そこはちょっと無理かな、ごめん。



 そして ようやく1曲目です。


 「世界一テンションの上がるラブソング――!!」


 すると 後ろの方から
 
 「ラブソング? くすくす・・・。」

 って笑いが聞こえてきました。



 なんどもライブに行きましたが、
 「ラブソング」で笑いが来たのは 初めてかと思います。



 ・・・・・。



 なんでやねん。



 一番のあとにフリ指導がありました。
 そのあと 嬉々と手を上げている右手二人組。

 この二人組は 1曲終わるごとに
 どんどんテンションが上がっていってました。




 「サルでもわかるラブソング」 の後、
 また 「いぇ―い!!」 「いぇ―い!!」 のC&Rをして

 「だいぶよくなってきたが 
  まだ力を出し切れていない!
  うちのギターが おかんむり―!」


 で、速弾きが始まりました。

 ピックを口にくわえてたような気がするのすが、
 ちがいましたっけ?

 わたしね、ギターリストが
 ピックを口にくわえて何かするの、
 めっちゃかっこいい! って思ってしまうんですよ。

 ほんますきです。


 ブレイクのところでは

 「ライブハウスに来るなんていうのは 君たちもネクラだ。」

 とか言うてました。




 次の 「報われないぜ」 は
 歌の前にフリの練習があって
 
 「ネガティブなサビだ。
  おれたちは失恋の歌しか歌っていない。
  ネガティブロックバンドだ。
  ネガティブロック。」

 ここで 会場を見回しながら

 「・・・・あまりすきじゃないみたいだな、ネガティブロック。」

 と ネガティブに言っていました。




 この歌の後、

 「おれたちのバンド名は セックスマシーンだ。
  覚えといてほしい。
  いいか、セックマシーンだ。」


 それから、

 「セックス?」

 「マシーン。」

 「前の方だけだったな。 真ん中の方。
  セックス?」

 「(めっちゃ小さい声で) ・・・・マシーン。

 「帽子のおにいさんのささやきだけ聞こえた。」



 これ、今日2番目にウケました。



 「覚えてすぐだが、次の歌は 『バンド名変えたい』。
  心から歌う。」


 この歌、いいですね。
 わたし だいすきです。

 後半、

 「すきなあの子は元気らしいよ」

 とか言う歌詞あったの、これでしたっけ。

 あそこのところがめっちゃいいですね。
 ただのバンド名の歌じゃなくて
 ちゃんと人の思いが込められていて。


 歌い終わると もーりーは

 「あ―、ほんとに変えたい。」

 って言いました。


 そしたら 後ろの方から (松原さんだった?)

 「ええバンド名やで!」 の声。

 もーりーは

 「ありがとう。 愛してるよ。」 って。



 え―、右側の隅っこの方に
 先に言いました 外国人カップルがいて
 もーりーの写真なんかとったりしてたんですが
 このあたりで 後ろへと下がって行かれました。

 すると もーりーは

 「ここにいた外人さんがいなくなったのが気になる。
  外人さんがもどってくるように 
  テンション上げていこう!

  そこの外人さんのまわりの人は
  外人さんのテンションを上げるために
  責任重大だぞ。」


 「次の曲、 
  カッカッカッ ジャカツカ ジャカツカ・・・みたいな
  イントロが聴こえたら ゴーノリだぜ!」


 そして 村山さんに

 「おい、やってみろ!
  ジャカツカ ジャカツカ・・・。」

 すると 村山さんは
 両手をあげて うお―って叫んでました。



 次は徳本さんに

 「おい、おまえもやってみろ。」

 
 徳本さんは 両手でスティックを持って
 左右にからだを倒すアクションをしました。


 「・・・・・かわいい。」


 ほんとにいとおしそうに言った後、


 「もう二度とやってほしくない。」 だってさ。



 で、ベースの方をみながら


 「ベースはほっとこう。」


 え―、なんで―。

 たっちがボケるの見たかった―。



 それから 新曲 「わかんないぜ」 の
 氷室風のフリ練習がありました。


 もうこの歌の時には
 赤タオルにいちゃんも 右側二人組も すごいノッていて
 わたしも圧倒されるくらい
 力強くこぶしをふりあげていました。


 そうそう、右側二人組は 
 外人さんがいなくなって
 余裕が出来た空間を見て
 「前、行こか。」 と がしがし前に進出していましたよ。




 ここらあたりで グッズの宣伝をしていました。
 
 「BUDOUKANタオル」 が ものすごくウケていました。

 
 この 「BUDOUKANタオル」 なんですが、
 初めてセクマシのライブを見たときに
 物販のところに 「BUDOUKANタオル」 がおいてあるの見て

 「あ―、このバンド、武道館に出たことあるのか。
  その時の記念グッズなんやろな、これ。」

 と思っていました。

 セックスマシンガンズとまちがっていたわけではないんですけどね〜。

 でもライブが終わったあと、
 すぐに これはネタだとわかりました。

 で、めっちゃウケました。

 そして このタオル、買っちゃいました。

 運命ですね。




 あとは 「Jフォン」 と 「女心と秋の空」 でした。


 いや〜、ほんまわたし 「女心」 すきですわ〜。

 もーりーもすっごくかっこいいですけど、
 バンド全体が めちゃめちゃかっこいい。

 すごくすきです。



 そして 「ALWAYS」。

 アウェイの時は これ、めちゃ笑い来ますよね。
 今日も 爆笑に近いくらい 笑いが起きていました。


 「じゃまた。 ばいばい。」

 って、もーりーが去っていくと
 右側二人組の一人は

 「めっちゃおもろかったな!
  CD 買いに行こ!!」

 と すごく上機嫌で 物販の方へと歩いて行ってました。


 わたしも とってもうれしかったです。




 え―、ワソマソ以後 初めてのライブだったわけですが、
 ワソマソの時は 人がいっぱいで
 後ろの方で見たので
 前の方で見たのは 久し振りでした。


 なんかね、
 もーりーの顔つき、っていうんですか、
 面構え、態度が
 ワソマソ前とは 変わっていたように思いました。

 なんていうのかな、
 ものすごくいい意味で ふてぶてしくなってた。

 
 自信に裏打ちされた ふてぶてしさ。


 恋愛だけでなく
 そのほかのことにおいても
 「いい人どまり」 だった感じのするもーりーが
 ちょっと なにかに対して 貪欲になったような気がしました。


 それは 自分をより追及し、
 バンドをより追求しようとするエネルギーなのかな、
 そうだったら うれしいな、

 と、そう思いながら
 日頃飲まないビールで 喉の渇きを癒しました。  

  


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